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Migrateur

《第2章》せせらぎ

レガド・イルシオン某所、木漏れ日揺れる緑の中。
幻想種の老夫婦が営むちいさなちいさな喫茶店。
其処は街からすこし離れた木々の中にひっそりと扉を構えている。

落ちる水の音をたよりにやってきた『おきゃくさま』。
ヒトも、動物も。此処ではみいんな、おもわず笑顔になってしまうんですって!

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おきゃくさま:ポシェティケト
https://rev1.reversion.jp/character/detail/p3p001802

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(ちょんちょん、ちょん)
(彼女からの『しょうたいじょう』は実に不思議な文様だった)
(其れでも――)

――よめちゃうんだなあ、これが。

(混沌七では収まらない不思議のうちのひとつ)
(どんな世界の、どんな人々の言の葉でもなんとなく理解する事が出来るすてきなちから)
(彼女曰く、ティータイムのおさそいであるらしかったが、)

街を出てからわりと歩いたけど……ここでいい、のかなあ?

(見渡す限り、木、木、木、である)
(どう見ても森の入り口で、とてもお店があるようには見えないけれど)

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