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Migrateur

《第1章》こもれび

レガド・イルシオン某所、町外れの小高い丘の上。
嘗ては人々の憩いの場所だったのだろう。
石造りの朽ちた東屋には時期を迎えた蔓薔薇が咲き綻んでいる。

生い茂る木々から零れ落ちる陽のひかりを受け乍ら。
ちいさな冒険者は目を細め、待ち人の姿を思い描いていた。

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おきゃくさま:蜻蛉
https://rev1.reversion.jp/character/detail/p3p002599

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(鼻腔を擽る、甘い花の香り)
(冠だけではない。香のかおりだろうか?なんだか、自分が抱きしめているのに)
(彼女に包まれているような心地。あたたかくて、やさしくて――)
(すこし。すこしだけ、今は遠く離れた母のことを思い浮かべて、胸の奥が、きゅう、と痛んだ)

えへへ、うれしいな。
そんな風に思ってくれることも、こうして、全身で僕にきもちを伝えようとしてくれることも。

(とはいえ、こんなふうに好意を伝えることは家族としかしてこなかったから)
(其れは雲雀を大いに恥じらわせたのだけれど、格好悪いから、今はひみつにしておこう)

思ったことは、なんでも伝えたいって思う。
すきなひとには、たくさんすきだよって伝えたい。
でも……ふふ!
こんなふうに、きもちを伝えることもできるんだね。

(照れくさいけれど、やっぱり嬉しい。きちんと、ことのはを紡いで伝え)
(離れ際、すこし赤らんだ頬を緩ませて。やっぱり、雲雀はまた笑った)

うん、すこし肌寒くなってきたね。
風邪をひいちゃったら大変だ!
……ね、途中まで一緒に…………、

(言いかけたところで。黒猫のきみから溢れたことのは)
(きょとんと目を丸くして、それから)

ふふ、あはは!
僕たち、同じことを考えていたみたい!

(なんて。ころころと楽しげに笑い乍ら、差し出されたてのひらを取って)

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