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Migrateur

《第4章》ぜんそう

王都メフ・メフィート、ラドクリフ通り。
市は活気に満ち溢れ、街行く人々のかんばせは華やいで。
束の間の平穏。変わりない日常。その、ひとかけら。

きみの羇旅はいま、はじまりを迎えた。
さあ、――『旅支度』を始めよう!

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おきゃくさま:エドワード
https://rev1.reversion.jp/character/detail/p3p009403

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んー……そうだなあ、『なりたかった』かな?

(真っ直ぐな陽色の双眸を見つめ返したなら、悪戯に。にんまりと三日月に瞳を撓め)

僕はね、物語を紡ぐことが好きなんだ。
人々を勇気づけられるような、希望に満ちた英雄譚。
誰もが焦がれる、誰もが胸を踊らせる、ハッピーエンドを。ひとりでも多くの人に伝えて行きたいって思うんだ。

それには、英雄のそばにいて。彼らの生き方を、在り方を、この目で見て、覚えておかなくちゃあならない。
だからね。僕は、そんな人たちの手助けがしたいのさ。
もちろん!きみみたいな、『英雄のたまご』のこともね!

(舞台役者のように。演説をするように。胸に手をあて、まだ見ぬ未来を指し示すような。大仰な所作で以って)

エドワード。きみはこのせかいで、たくさんのひとに会える。
つまづくことだってあるだろう。挫けそうになることだって、きっと一度や二度ではないだろう。
そんなときは、振り返ってごらん。
きみが築き上げた絆が、仲間が。きっと、きみに力を貸してくれるはずだから。
いまは見知らぬ世界にひとりきりかもしれない。でも、きみはいま。『友人』を得たのだから!

……んふふ。きみが言いたいことって、きっと。こういうことだろう?

(ぱちりと片目を瞑って見せて。もう、ともだちだよ。と、言外に)

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