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路地裏のねこだまり
目が覚めて、身支度を整え、朝のお祈りをする。
お祈りが終わる頃、何処からともなく集まってきた猫たちに餌を与え、
ざっと健康状態を確認する。
私と、猫たちの静かな朝の始まり。
…そこに
「おはよう。クラリーチェさん。今日も良い朝ね」
私よりも少し高い…柔らかな声が加わるようになったのはいつからだろう?
「おはようございます。エンヴィさん。爽やかな朝ですね」
飾り気のない食堂に、季節の花が飾られるようになったのは。
固いパンとスープだけの簡素な食事ではなく、彩りに気を遣うようになったのは。
猫たちが『このひとはかぞく』と言わんばかりにその姿を後追いするようになったのは。
…いつからだろう?
「では、暫くの間この子たちをお願いします。夕刻には戻ってまいります」
「分かったわ。…あ、あの」
「承知しております。この前お話ししていたお店で、フルーツタルトを買ってきましょう」
誰かと過ごす時間は、いつぶりだろう。
出会いは偶然。
召喚された彼女の棲家を提供したのが、きっかけ。
季節が巡る。
共に過ごす時間が増え、お互いの考えていることも少しずつ分かるようになってきた。
ならば。
彼女を友と呼びたいと思う私の気持ちに、彼女は気づいてくれているだろうか?
お祈りが終わる頃、何処からともなく集まってきた猫たちに餌を与え、
ざっと健康状態を確認する。
私と、猫たちの静かな朝の始まり。
…そこに
「おはよう。クラリーチェさん。今日も良い朝ね」
私よりも少し高い…柔らかな声が加わるようになったのはいつからだろう?
「おはようございます。エンヴィさん。爽やかな朝ですね」
飾り気のない食堂に、季節の花が飾られるようになったのは。
固いパンとスープだけの簡素な食事ではなく、彩りに気を遣うようになったのは。
猫たちが『このひとはかぞく』と言わんばかりにその姿を後追いするようになったのは。
…いつからだろう?
「では、暫くの間この子たちをお願いします。夕刻には戻ってまいります」
「分かったわ。…あ、あの」
「承知しております。この前お話ししていたお店で、フルーツタルトを買ってきましょう」
誰かと過ごす時間は、いつぶりだろう。
出会いは偶然。
召喚された彼女の棲家を提供したのが、きっかけ。
季節が巡る。
共に過ごす時間が増え、お互いの考えていることも少しずつ分かるようになってきた。
ならば。
彼女を友と呼びたいと思う私の気持ちに、彼女は気づいてくれているだろうか?
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ゲスト:エンヴィ=グレノール (p3p000051)さん
*事前にご本人に内容をお見せして、掲載許可を頂いております。