ギルドスレッド
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路地裏のねこだまり
随分とマイペースな子のようで普段は僕の言うことなんかてんで聞かないんだ、まったく。
多分、僕よりキミの言うことのほうが素直に聞き入れるんじゃないかなぁ。
むむ……本当に気に入ってくれているのかな、あの子……。
(微笑みながら末路を話す彼女に少しの違和感を抱きつつ)
ああ。それで“ありがとう”。
なかなかどうして、一人の少女が背負うにしては重い荷を抱えているように見える。と、そう思うのが老婆心なのか好奇心なのか。
首を突っ込みたくなるのは僕の悪い癖だ。
(んー、と唸って一間置き)
僕――いや、彼は……普通の青年だったよ。
魔術師を志していたんだ。「いつかきっと先生みたいに」って実らない努力ばかり重ねながら過ごしてた。
最後には憧憬と羨望に衝き動かされて禁忌にまで手を伸ばして、大切なものを自ら壊してしまうんだ。
なんてことない、すごくありきたりな人間だった。
……なんてね!
元居た場所での自分のことを記録のような形でしか覚えていないんだ。まるで本でも読んでいるみたいに。
ああ、それでも。自分の力で足枷と檻を壊したあの時だけは……気分が良かったよ。
多分、僕よりキミの言うことのほうが素直に聞き入れるんじゃないかなぁ。
むむ……本当に気に入ってくれているのかな、あの子……。
(微笑みながら末路を話す彼女に少しの違和感を抱きつつ)
ああ。それで“ありがとう”。
なかなかどうして、一人の少女が背負うにしては重い荷を抱えているように見える。と、そう思うのが老婆心なのか好奇心なのか。
首を突っ込みたくなるのは僕の悪い癖だ。
(んー、と唸って一間置き)
僕――いや、彼は……普通の青年だったよ。
魔術師を志していたんだ。「いつかきっと先生みたいに」って実らない努力ばかり重ねながら過ごしてた。
最後には憧憬と羨望に衝き動かされて禁忌にまで手を伸ばして、大切なものを自ら壊してしまうんだ。
なんてことない、すごくありきたりな人間だった。
……なんてね!
元居た場所での自分のことを記録のような形でしか覚えていないんだ。まるで本でも読んでいるみたいに。
ああ、それでも。自分の力で足枷と檻を壊したあの時だけは……気分が良かったよ。
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