ここは＜無意式怪談＞Truth comes out of falsehood
における【再現性廃東京ルート】の相談場所として使って欲しい。

●専用ルート『再現性廃東京』
専用ルートが発生しました。
あなたは希望ヶ浜の中でもひとけのない『卯没瀬町』というエリアにある列車用トンネルの向こう側を探索しました。
そこにはまるごと廃墟になった都市のような風景が広がっていました。
明らかに希望ヶ浜地区と地続きの場所には思えないほど広く、かつて『半影食事件』にて発生した希望ヶ浜異世界と同じように、『裏世界』が広がっているのだと確信できます。
あなたは次回＜無意式怪談＞にて、この場所で追加調査を行うことができます。
この行動には戦闘が伴うことがあります。

・追加情報
ヴァイスのギフト『薔薇道化の存在証明』によって手近なものと疎通したところ、ここが希望ヶ浜地区とは別の異空間であることがほぼ確定しました。
リュカシスが地質その他を簡単に調べたところ、これらは非常に永い年月をかけて自然に繁殖、拡大したものであるとわかりました。
昼顔の調査によって、この土地に『人間の霊魂らしきもの』は一切感じられないとわかりました。
定はなんとなくの直感で、けれどこの世界は希望ヶ浜地区にとって害あるものだと――そして先ほど倒した『亡霊』たちはここから現れていると感じました。

前回シナリオで語られた当該ルート内の世界情景：
　――大樹だ。
　――草花だ。
　――崩壊したビル群だ。
　希望ヶ浜都心部にあるビル街にそれは似ていたし、行った覚えのあるショッピングセンタービルの『209（まるきゅー）』というロゴ看板はその一部が崩れ、地面に落ち、思ったよりでっかかったんだなと思わせる3ｍの『2』が、三分の一ほど水に沈んでいる。
　水は澄んだ湖のように透明で、2ｍほど陥没した道路がそのまま川になっているのだと気付いた。
　ビルというビルはほぼ植物に覆われ、その殆どがまともに機能していないことがわかる。