どんな行動をしたかの記録。
記録は大事よね？

（護衛団の模擬訓練/通常/ヤツェク）
いい心がけだ。正直な商人さんの商売が上手くいくよう、強盗団の真似事をしようじゃないか。なに、こういうのは宇宙も地上も似たようなもんだ。
まずは平地での襲撃。これは牽制だ。遠くから射かけて向こうが攻撃して来たら皆で引く。
その時は警戒しているだろうからあえて勝利させて油断を誘う。そのときおれは「わざと」逃げ損ねて取っ捕まる。後のために、な。
そろそろ老人扱いされてもおかしくない年だ（癪だが）。強盗団一番の小物のような面をして三下ムーブで油断させる。ついでに偽の情報をもっともらしく流して代わりに命だけは助けてくれ、次の街の官警に大人しく差し出されるから、と土下座。仲間に見捨てられた哀れなジジイの頼みを聞いてくれんかね？　ま、それっぽい言葉も山師の嗜みってもんよ。
偽情報であらかじめ他面子と定めておいた森と平地の中間地点のルートへさり気なく誘導。とにかく口車で「危険は去った」「次の襲撃はない」「自分達は勝てる」という自信と慢心を植え付けておく。油断大敵だぞ、坊や共。
そして襲撃が始まりそうになったら自慢の逃走能力で脱出。味方が接敵して混戦状態になる前に、逃さじの雨を一発お見舞いして痺れさせてやろう。後は皆に駆狼幻魔をかけておれは通常攻撃で不殺を狙うとしよう。
街に付いたらネタバラシ。その時、おれはまあ、裏社会のやり口を幾つかレクチャーしよう。蛇の道は蛇って奴だ。
それでは、いい商売を、だ！