どんな行動をしたかの記録。
記録は大事よね？

（ヴァル・ベールデ共和国の野望Ⅱ〜サメ帝国の脅威〜/通常/ヤツェク）
サメと帝国と来れば次に来るのはゾンビだ。つまりこれはサメゾンビ帝国VSイレギュラーズ。あれ、共和国どこいったというツッコミは野暮だ。映画の続編は大分そういうもの。
――分かっている。これは船の中で暇つぶしに見ていたバカ映画ではなくて現実だ。現実だが映画にするならお約束は踏まえて動かにゃならん。お約束を演出しつつ華麗にフィニッシュを決める。難しいがやってみせるさ。

さて、おれのような老兵の役回りと言えば、「中盤で派手に大立ち回りをかまして討ち死に」ではあるのだが。ま、ぎりぎりまで粘って若い奴らに希望を託す、で行こう。という訳でおれはサメ嵐に向かう。なに、派手な銃撃戦は皆見たいだろう。サメ嵐はサメの集合体。つまり、生き物だ。殺れる。戦闘開始の情熱的なギターをかき鳴らして自分にソリッド・シナジー、それから天に向かって逃さじの雨でサメ嵐を一網打尽。サメ嵐にゃビームの嵐をぶつけるんだ！　息切れしたら近づいてくるサメに向かって曲芸射撃でAP回復。ああ、銃撃戦なんで後ろに白い鳩の群れを飛ばしてくれよ、エイガスキー。餌で連れてこい。もしくは練達の特撮技術でどうにかしろ。さて、『メガ・ディスペアー・シャーク』に挑む若い奴らにゃこの台詞をかけにゃならんな。「ここはおれに任せて、早く行け！」
ああ、忘れちゃいかん。劇伴は任せてくれ。不気味な不協和音から勇壮なマーチまでギター一つで演出しよう。