どんな行動をしたかの記録。
記録は大事よね？

（海賊旗を掲げよ、いっそ半年ぶりに/通常/ヤツェク）
海賊でなくても、空でも海でも船乗りが船を捨てられんってのは自然の成り行きだ。というかよく聞いた話だ。おれだって混沌に飛ばされてなきゃ、気ままな宇宙船乗り生活を捨てはしなかった……というのはさておいて。

敵艦を押さえる所から始めよう。空中海上と別れて攻める算段なので、おれは席の空いている船に同乗して海上班で行く。船が射程圏内に入ったら、魔神黙示録と神子饗宴で皆のテンションを上げてから、逃さじの雨を何度も船上にぶっ放す。細かく誰かを狙撃するのではなく、手数頼みで銃の光線を散らして一気に広範囲を狙い、航行が難しくなるように帆や動力の故障を狙うのが目的。何が起きたと上に出てきた奴らも巻き込んで動きにくくできたなら万々歳。
乗り込んだら曲芸射撃に切り替えて素早く無傷の奴をターゲッティングしていこう。おれの銃捌きに恍惚とさせて、他の奴らがダメージを与える隙を作る。追加の海賊どもが下から来たら、もう一度逃さじの雨だ。そのあたりで寝ておけ、悪いようにはせんから。
秋宮が船長に一騎打ちを挑むらしいので、邪魔にならないよう、フェアになるよう小細工はしないでおこう。

全てが終わったら、海賊どもがシャバでやりやすいように、酒場を渡って海賊団の粘り強さ等について歌う。奴らが在野の存在であるのがもったいなく思えるくらいにな。後なぁ、人は改心物語や人情噺にゃあ弱いもんだ。そこも推す。なに、ちょっとした冬のプレゼントだ。