機械的なコンソール、空中に浮かぶデジタル的なディスプレイ……未来的な光景がそこには広がっている。

そして、その中央――本来、艦長が座るべき一段高い席の横には、中性的な顔立ちの人物がいた。

「当艦『オリオン級宇宙戦艦弐番艦 ベテルギウス』へようこそ。貴官の来訪を歓迎するのであります。」

失敬。（ｷﾘｯ）

いやまぁ、兎に角……何か余計な事をすると蜂の巣にされそうで御座るし。
もっとこう、他に……何か拙者達でも出来そうな何かは無いで御座るかねぇ？
やるかどうかは聞いてから決めるで御座るが。
（だるそうに椅子に腰掛け、頬杖をついている）