機械的なコンソール、空中に浮かぶデジタル的なディスプレイ……未来的な光景がそこには広がっている。

そして、その中央――本来、艦長が座るべき一段高い席の横には、中性的な顔立ちの人物がいた。

「当艦『オリオン級宇宙戦艦弐番艦 ベテルギウス』へようこそ。貴官の来訪を歓迎するのであります。」

畜生……いつか絶対に泣かしてやる……！
（誤字ではない）

はぁ……しかし、これで素寒貧で御座るなぁ。今宵もべティ殿の合成食糧が晩飯になりそうで御座る……。（がっくりと肩を落とし）