PandoraPartyProject

ギルドスレッド

Secret place

工房兼売り場(雑談)2枚目

裏通りに面した扉を開けると地下に通じる階段が。
半地下の店内には煌びやかに着飾ったマネキンが並び、大型の作業台には雑多な道具が転がっている。

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(真面目な顔でトランプタワーを組み立てている
(絶賛組み立て中とは露にも思わず、開いた扉をコンコンとノックした。)
……あ(ばさーっとトランプタワーが崩れる)へーい、開いてますよっと。悪りぃけど勝手に入ってきてくれ(トランプを片付けながらノックに返事をする)
(言われたように入ってきて、ようやくトランプに気付き)崩したかしら。
ごめんなさい。

そちら。お店の方でよろしくて?
ご覧のように……(トランプをポケットに仕舞込み)まぁ、お店の人だね。裏方も接客も全部俺一人なんだが。
それで、お嬢さんはお客さんかな? お茶へのお誘いでも喜んで受けちまうが。
あら……それじゃあ、探しているのは、貴方のことかしら。
(ちいさく肩を竦めて)あいにく、茶葉もお茶菓子も用意していないの。
ここにはおつかいで来たの。
この辺りに職人さんがおいでなのですって、顔馴染みのおじいさまが。もうお脚が悪いから。
じーさまのお使いだぁ?……どのじーさまなのか、人だったらすーぐ歳食っちまうからなぁ。
(座り直して、対面の椅子をすすめる)
ま、座ってくれ。お探しの職人ってのが俺かどうか、話を聞こうじゃないの。
お使いってのは何だい、わざわざこんなトコまで来たんだ。なーんかあるんだろう?
(勧められるままに、椅子にちょんと座って)
そうね、人が老いるのは早いわ。
その人間種のおじいさまなの。白髪で、白い御髭で、青い目をした。
宝石細工工をしていらっしゃるのだけど、新しい風がお好きなの。
……幻想種だとは、思っていなかったわ。
職人さんの噂を耳にしたから、見て、何か買ってきてほしい、とのことなのだけど、何の職人さんかまでは存じ上げていないの。
(服飾かしら?と店内を見遣って)
俺みたいなのは珍しいかもねぇ…たいていの奴は森の中とかそーいうとこに居るからな。
じーさんの若作りもだが、お嬢さんもまぁちょいと見ねぇ造作だぁねぇ…俺は好きだがよ。
(ひょいひょいと棚から、小物を取り出す)
指輪にピアス、腕輪にネックレス……縫物ならハンカチにドレスっと、まぁ要望があれば大抵の物は作るぜぇ、じーさん驚かすのにお嬢さんを目いっぱい飾り立ててってのも面白そうだ。
(テーブルに小山を作りながら)
だがまぁ、武器とかそーいうのは勘弁してくれ。どうにも性に合わねぇんだ。
(はた、と、)…………確かに、そうだわ。幻想種を見るのは、もう、随分と久しぶりなものだから、失念していたけれど。貴方は森の外に出たのね?
アリーはお人形さんなの。秘宝種という言葉を、お耳に挟んだ覚えはあるかしら。
(テーブルに並べられてゆく作品を見つめて、少しだけ驚いたような声を)あら。
本当に、いろいろ作れるのね。武器は作れはするけど、といったところかしら。多才な方、素晴らしいわ。
そうね…では、職人さんの提案に乗ってみようかしら。一式、見立てて頂いても?
何度か見かけた事はあるが、こうして間近で見るのは初めてだねぇ。ま、お互い珍しい者同士ってことで一つよろしく頼むぜ、お人形のアリーちゃん。俺はスティーブンってんだ。
(ひらひらと手を振る)
武器は作ってても面白くなくてねぇ…お嬢さんの注文みたいなのに応えてる方がよっぽど楽しいってもんよ。
ちょいと見た感じ、お好みは花のモチーフかな?それに赤色とすりゃ・・・。
(黄金色の花を模した髪飾りに、白いレース編みの手袋、細いチェーンの首飾りに、アックレット…などなど)
盛りすぎたな…気に入ったのだけ選んでくれ。
スティーブンさん。
(ちょん、とスカートをつまんで)アリエス、オルドランド。アリーでも構いませんわ。以後どうか、お見知りおきくださいね。
ええ、お花は好きよ。宝石も、金も銀も好みだし、レースもフリルも好ましいわ。
(選び抜かれたアクセサリーたちを見て、スティーブンさんを見上げなおして)
(テーブルに並んでゆく時も思ったけれど、これは)センスがおありなのね。
私は、アリーは何でも似合うに違いないのだけど、とりわけこれらは映えると思うわ。
ご自身で勉強されたの?
こちらこそな。気に入ってくれたんならお使いじゃなくても買い物に来てくれると嬉しいぜ。お安くしとくからよ。
(並べたものを選り分けながら)
勉強ってかアレだな。デートで服選んだりするのに似合うのがないと気分が盛り上がらないだろう?
そう思ったらやっぱ似合うと思うのを作る方が手っ取り早い。
デート?(こて、と小首を傾げて)

そうね、私の街はすこし遠いのだけれど……(スティーブンさんの手元を眺め)それだけの価値はあるわね。今日はおじいさまのものしか手持ちがないから、また後日、ああ、そうだった。
(上品な革の小袋を取り出す。じゃら、と音が鳴った)これで足りるかしら?(開いて見せれば、金貨がそこそこ)
おんや、アリー嬢はデートをご存知でない?(同じように首を傾げる)
たーのしんだけどなぁ。

おっと……ちょいとまってくださいよっとね
(手早く金貨を積んでキリのいいとこで袋を閉じる)
ご来店サービスでこんなもんで、お次も来てくれるってんなら、リクエストがあれば拵えるぜ?
ええ。(こてん、と首を傾げたままに)お父様に教わった覚えはないわ。
たのしいことなのね?

あら……ありがとう。
それでは、そうね……(おじいさまは、宝石職だから。何がいいだろうと考えてみる)……ブローチ……を、お願いできますかしら?
そりゃぁーもう。折角だからお誘いしたいところだが、おとーさまのお許しは厳しそうだねぇ。

ブローチね。そんじゃ一つ頑張ってみますか。
丁度いい赤い石が入ってたんだ。
(コキコキと指を鳴らして)
お父様からは、お許しが出ないようなことなのね。
そう。それじゃあ、ダメね。(お父様がダメと言うならダメだもの。きっぱ、と)

赤い石は良いわね、おじいさまもお気に召されるわ。よくお店に並べておいでだもの。
ええ、是非。楽しみにしているわ。

それでは、本日はこれにて。
(立ち上がると、ちょん、とスカートをつまんでみせて)
また後日。
ほいさ、どうぞご贔屓にー。
そんで今度はデートのお許しも頂戴なー
(ひらひらと手を振り)

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