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仄かに血の香る廃墟

うち捨てられた廃工場【1:1RP】

彼女は自分の住処を隠さない
休息をとるのは人気がない静かな所を好むが
自分の痕跡を消すことは少ない、むしろ自分の匂いを強く出す。
それは警告であり、誘いである
今宵、彼女の領域に足を踏み入れる者は
甘い香りに誘われた哀れな獲物か──それとも

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鏡(p3p008705)と浜地・庸介(p3p008438)の
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理解というものは概ね願望に基づくものだ
深く考えることはない

単に、そこまで動じることではないだろう
俺は異世界から来た故に、之に起きる事全てに普通はない
であれば、天地がひっくり返るかもしれん
宇宙のような場所に放り出されるかもしれん

でなくとも、人はいつか死ぬ
それが一分後、一時間後、一日後、一週間後、一か月後、一年後、十年後
いずれであろうと、死ぬときは死ぬ

であれば、何に動じることがある?
己に信ずるべきところがあるのなら何に動じることもない
俺が俺であるだけで、恐れも不安も感じることはない
即ち俺は普通であり、ただ血生臭いからどうしたと聞いている

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