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仄かに血の香る廃墟
別に大きくならなくてもいいですよぉ
鏡おねえさん としてはこのまま
可愛いハヅキくんでいてくれた方が可愛がり甲斐がありますけどぉ
大きく強くなっても、強くならなくっても、私はどっちの楽しみ方でもイケますしぃ
(その時この子はどんな表情をするだろうか、軽蔑、怯え、それとも?)
鏡おねえさん としてはこのまま
可愛いハヅキくんでいてくれた方が可愛がり甲斐がありますけどぉ
大きく強くなっても、強くならなくっても、私はどっちの楽しみ方でもイケますしぃ
(その時この子はどんな表情をするだろうか、軽蔑、怯え、それとも?)
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──貴方が足を踏み入れたのは、廃棄されたビル
手探りで電気をつけてみるとジジっと音を立て、切れかけの電灯がフロアを照らした
どういう事情があって今は無人となったのか、電気や水道はまだ一応通っているらしい。
階段を上がると目の前に大きな扉、ギチギチときしむそれを開くと
どうやらこのフロアは元々は大きなホールだったようだ。
壁や床の基礎が所々剥き出しになり、コンクリ片がいくつも転がる部屋
割れた窓ガラスから月明かりが照らす暗闇に、ソレは立っていた。
『おやぁ、こんな夜中に訪問者とはぁ……一体どんな御用でしょう』
何故か首元に冷たい風を感じつつ、──貴方は口を開いた。
※RP雑談を目的としたスレッドとなります。どなたでもお気軽に利用下さい