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ギルドスレッド

三昧場

【RP】鬼、再び刀を握る

「これを握るのも久方ぶりじゃのう」

年の瀬も迫る師走
鬼は何処からか持ってきた刀を持って竹林に立つ
かつての感覚を取り戻すため刀を振るうその姿はこの鬼にしては珍しく真面目な様子

「まずは錆落としからじゃな」


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瑞鬼が刀をぶんぶんしております
お手隙な方は構ってください

ふらっと来て楽しんでください
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(自身の身の丈ほどもある約5尺の大太刀を持ち出しのろのろと歩く鬼)

はぁ、これを握るのも随分と久しぶりじゃ

(下から2番目の子すら知らないこの太刀の存在。刀子に対抗するために使ってはいたが最近は重いし手入れも面倒だしどこぞにしまっておいたままだった)

まずは振り方を思い出すところからじゃな

(といっても流派などあるわけではなく本当に振り方を思い出すだけ。徐に振りかぶると周囲に乱立する竹目掛けて刀を振るう)
 大きな太刀ですね、振るうのさえ大変そう。

(竹林の隙間から聞こえる女性の声。隠れている様子もなく、すぐに和装に身を包んだ女の姿が見つかるだろう。
その言葉には皮肉や煽りは混じっておらず、ただ純粋に興味を込めて彼女の太刀筋を眺めていたようだ)
この程度棒切れを振るうのと変わらんぞ
ただやはりちょっと鈍っておるのう

(初めて見た顔だがそこは気にしない。どうせ今は暇つぶしなのだ。誰であってもそれは縁。お互いの時間を食い合うだけ)

しかしこんな辺鄙なところにやって来るとはずいぶんと暇な様じゃな

(太刀筋は未だ鈍く、竹は斬られることなく折れていく)
 謙遜…ではないみたいですけど、少なくとも私にとっては充分な脅威ですよ。自分と同じ大きさの獲物は扱えませんし。

(警戒も薄く、威圧感もたいして強くはない。どうやら敵意が無いことを理解してもらえたようで胸中安堵の吐息を漏らしながら、彼女は言葉を続ける)

 ふふ、ヒトの鍛錬を見学するくらいですから暇だったのかもしれませんね。
まあでも、大きな収穫はありましたので。

(振われる太刀を目で追いながら、彼女は猫のように目を細めて表情を緩める)
敵意があるなら声なんぞかけずに後ろから狙った方が楽じゃしな
といってもそう簡単にやられるつもりもないが

(使い方を思い出そうとするように振り方を変え、握り方を変え刀を振るう。さっきより今、今より次の太刀筋が洗練され刃に輝きが戻っていく)

ま、なんにせよこんなものでよければ気が済むまで見て行くがよい
もてなしなんぞはできんがな
 あはー、もてなしなんて不要です。
それに万が一にも私が仕掛けたとしても、貴方ならきっと気付いた筈です。

(きっと真っ二つでした、と彼女は苦笑混じりに答える。しかし眺める彼女は続けて感嘆の声を漏らす)

 お、驚きました。尋常じゃない速さで成長してますね…というよりは理解、しているのでしょうか。
かっかっか、長生きしておるとできることが増えるものじゃ
褒めるほどのことではないわ。これは感覚を取り戻しておるだけじゃからな
鉄の棒きれを振るうくらいなんてことはない

(その言葉通りこれはただ振っているだけ。そこに術理などありはしない。だが鬼の圧倒的な膂力の前ではそれで十分なのだ)
あぁ、やっぱり。どうりで動きが良いわけです。
しかし…じ、自身と同じ大きさの大太刀を鉄の棒呼ばわりですか…。

(その人離れした腕力、そしてスケールの違いに驚かされっぱなしの彼女。ふと、胸中に好奇心が宿る)

ゼノポルタのお姉さん、甘いものはお好きですか?
ほう? 甘味とな?
(気になる単語が聞こえた。振っていた刀を地面に突き刺すと改めて来訪者へ向き直す)

食える物で嫌いな物はないぞ。もちろん甘味も好きじゃ。作るのが面倒じゃからあまり食わんがな
それと、わしはあまりその『ぜのぽるた』というのが好きではない。瑞鬼と呼ぶがいい
あっ、ごめんなさい…少し不躾な言い方でしたね。
では瑞鬼さんと呼ばせてもらいますね。それと、私のことは響子とでも呼んでくれると嬉しいです!

(積極的というか、図々しいというか。響子と名乗った彼女はニッコリ微笑んで言葉を続ける)

こほん、話を戻しますね。
いま私って豊穣の屋台で買った、蒸したてのまだ温かいお饅頭を持っているんですよ。
それでひとつ、賭けをしませんか?

(何処からか紙袋を取り出した彼女。饅頭が入っているのだろう、ほんのりと僅かに甘い香りが漂う)
ほう、賭けとな?面白い。賭ける内容はなんぞ?
わしはなんでもよいぞ。響子が選ぶとよい
ふふふ、受けてくれると信じてました。
瑞鬼さんのその腕力をもってして、あそこに密集した竹を薙げるか否か。単純にして困難な力試しです。
(くいっ、と指を向けた場所には腕くらいの太さがある竹が十本ほど密集していた)

ただし振れるのは一度きり。
どうでしょう、不明な点はありますか?

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