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某所
上空から視線を戻す。踊る仮面は確り止まって彼女を見る。
「ねえジェックちゃん。コレは忌々しい記憶の象徴ですか?
それとも、コレは忘れたくない日々が収まったアルバムですか?
ねえ気になるな。
気になってるんです。どうしてまだ付けていたんですか?」
ふわりふわり。私を照らす十二の輝きが、ひとりでに、意志を持つように宙へ浮く。透き通る光が青い空を映して冷然な色を放ち、地上の輝きを見下ろしている。
残念に、平和でなかった世界の名残を――「こんなもの」と吐き捨てるコレを――今も付けているのはどうして?
捨てられなかった? 手放せなかった?
穿ちの星か浮かぶ。矢継早の音が満ちる、薄暗い昼の路地に。
「ねえジェックちゃん、コレは今も必要なんでしょうか。
無くしていいでしょう?
もう要らないでしょう? 『こんなもの』」
逆光で一層影を強くした顔も喉を震わせる息も、一切変わらない。
ただ凝と影の中動かぬ双眸が答えを待つ。
「ねえジェックちゃん。コレは忌々しい記憶の象徴ですか?
それとも、コレは忘れたくない日々が収まったアルバムですか?
ねえ気になるな。
気になってるんです。どうしてまだ付けていたんですか?」
ふわりふわり。私を照らす十二の輝きが、ひとりでに、意志を持つように宙へ浮く。透き通る光が青い空を映して冷然な色を放ち、地上の輝きを見下ろしている。
残念に、平和でなかった世界の名残を――「こんなもの」と吐き捨てるコレを――今も付けているのはどうして?
捨てられなかった? 手放せなかった?
穿ちの星か浮かぶ。矢継早の音が満ちる、薄暗い昼の路地に。
「ねえジェックちゃん、コレは今も必要なんでしょうか。
無くしていいでしょう?
もう要らないでしょう? 『こんなもの』」
逆光で一層影を強くした顔も喉を震わせる息も、一切変わらない。
ただ凝と影の中動かぬ双眸が答えを待つ。
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ジェック・アーロンとの1:1RPスレッド
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