打ちっぱなしのコンクリの床の真ん中に火を炊いたドラム缶と大きなソファー、雑多なテーブル、奥にはキッチンや冷蔵庫がある、家電製品はなんとか動くようだが冷蔵庫の中にはツマミとビール位しか入っちゃいない。
このだらしない場所を普はリビングとして利用しているようだ。
置かれた古臭いラジオからはどこから電波を拾っているのか跡切れ跡切れに室の悪い音質でジャズをはじめとした雑多な音楽が流れている。
簡単なゲームが出来るルーレットもあるようだ。

※雑談場所だ。
来客はとりあえずいらっしゃいだぜ。

晋さんが女の人を好きなのは、季節に関係なさそうだとエルは思いました。

雪童子のお話も、とても切ないお話ですね。
雪に関わるお話は、春が来ると終わってしまいます。
でも、雪解け水がお花を咲かせるように、次にいいことが起きることもあるかもしれないって、エルは信じています。