ギルドスレッド スレッドの一部のみを抽出して表示しています。 元集会場 【PPP四周年記念】伝導の行方 【神殺し】 リュコス・L08・ウェルロフ (p3p008529) [2021-07-21 20:13:08] お借りしたキャラ…射タ風 レン(p3p004728)さん ローレットは『みずゆか』なる催しで大賑わい。勿論子狼のリュコスも(見えないけど)その耳で噂を聞きつけ、今年初めての水着姿に挑戦しようとしていた。しかし男性、女性、性別不明、人外……幅広い対象に向けた膨大な種類の水着に、今正に圧倒されている所だ。「Waa……こんなにいっぱいあると、えらべないどころかおめめぐるぐる……」「お困りのようでござるなリュコス殿!」「その声は?!」 何処からか入り込んで来た彼の名は射タ風 レン。スク水に心を奪われて足抜けした元宇宙警察忍者だ。そんな彼が勧める水着は当然……「スク水を着るでござるリュコス殿!!」「スク水?!! ……ってなに?」 そう、リュコスはまだスク水の何たるかを知らない世間知らずの子供。如何にも頭に「????」をいっぱい浮かべています、といった表情だ。 しかしこの程度で折れては真理の伝道者の名折れ。類稀なるスク水センサーで水着の山からスク水――それもラインの入っていない、胸元の名札以外紺一色の『旧スク』と呼ばれる代物を引っ張り出す。「スク水とはぁ! 主に学生が着る物とされる上下一体デザインはひっっっじょうに! シンプルな女性用水着でござる!!!」「ほんとだ、すっごいシンプル」「物多い時代に慣れると無駄を削ぎ落した機能美にこそ至高が宿るのでござるよ。白も乙でござるがリュコス殿にはやはりこのシンプルなシルエットが拙者的に最高でござるな。紺一色の空間に許された白き名札には『りゅこす』と敢えての平仮名でリュコス殿らしさを表現して欲しいでござる。そのまま海なりプールなりで飛び跳ねてもらえれば拙者は……いやもっと……」「うーん……」「不服でござるか?」「わるいわけじゃないけど……腰のほうにぬのとかほしいかも。ないの?」「ンンンンン……それを許してしまえばスク水では……いや……今すぐスク水にこだわる理由はないでござる。真の紳士とは強制しないもの。リュコス殿が着たいと決意を固めたその何時かに着てもらえれば」「むずかしいことはわかんないけどわかったよ!」 とりあえず褒められてるようなので悪い気はしないリュコス。 二人は固い握手を交わしその場は別れるのであった。 ……実際に着るか――もとい男の浪漫が叶うかは神のみぞ知る。 →詳細検索 キーワード キャラクターID 検索する キャラクターを選択してください。 « first ‹ prev 1 next › last » 戻る
ローレットは『みずゆか』なる催しで大賑わい。勿論子狼のリュコスも(見えないけど)その耳で噂を聞きつけ、今年初めての水着姿に挑戦しようとしていた。しかし男性、女性、性別不明、人外……幅広い対象に向けた膨大な種類の水着に、今正に圧倒されている所だ。
「Waa……こんなにいっぱいあると、えらべないどころかおめめぐるぐる……」
「お困りのようでござるなリュコス殿!」
「その声は?!」
何処からか入り込んで来た彼の名は射タ風 レン。スク水に心を奪われて足抜けした元宇宙警察忍者だ。そんな彼が勧める水着は当然……
「スク水を着るでござるリュコス殿!!」
「スク水?!! ……ってなに?」
そう、リュコスはまだスク水の何たるかを知らない世間知らずの子供。如何にも頭に「????」をいっぱい浮かべています、といった表情だ。
しかしこの程度で折れては真理の伝道者の名折れ。類稀なるスク水センサーで水着の山からスク水――それもラインの入っていない、胸元の名札以外紺一色の『旧スク』と呼ばれる代物を引っ張り出す。
「スク水とはぁ! 主に学生が着る物とされる上下一体デザインはひっっっじょうに! シンプルな女性用水着でござる!!!」
「ほんとだ、すっごいシンプル」
「物多い時代に慣れると無駄を削ぎ落した機能美にこそ至高が宿るのでござるよ。白も乙でござるがリュコス殿にはやはりこのシンプルなシルエットが拙者的に最高でござるな。紺一色の空間に許された白き名札には『りゅこす』と敢えての平仮名でリュコス殿らしさを表現して欲しいでござる。そのまま海なりプールなりで飛び跳ねてもらえれば拙者は……いやもっと……」
「うーん……」
「不服でござるか?」
「わるいわけじゃないけど……腰のほうにぬのとかほしいかも。ないの?」
「ンンンンン……それを許してしまえばスク水では……いや……今すぐスク水にこだわる理由はないでござる。真の紳士とは強制しないもの。リュコス殿が着たいと決意を固めたその何時かに着てもらえれば」
「むずかしいことはわかんないけどわかったよ!」
とりあえず褒められてるようなので悪い気はしないリュコス。
二人は固い握手を交わしその場は別れるのであった。
……実際に着るか――もとい男の浪漫が叶うかは神のみぞ知る。