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聖剣騎士団
魔種によるネメシス襲撃。これを未曾有の危機と判断したシェアキムはネメシスに伝わる秘密兵器『天の杖』の起動を即決する。
途中、魔種の襲撃による妨害もあったがイレギュラーズに足止めを任せ、シェアキムは王宮地下の儀式の間の扉前まで到着していた。
「天の杖の起動準備は整っています。王宮地下に200人の選りすぐりの聖職者を集めました」
「うむ」
側近からの報告に頷きを返し、儀式の間の扉を勢いよく開け放つ。
儀式の間は石造りであり、ひたすらに広い空間であった。石の柱が無数に建ち並び、ランプの光がおぼろげにそれらを照らしている。部屋の中央には直径4mはある巨大な水晶玉が設置されており、これにエネルギーを集中させるのだという事が見て取れた。また、部屋の中には多くの聖職者が存在し片膝をついてシェアキムに頭を垂れていた。
シェアキムは錫杖の柄を強く床に打ち付けると声を張り上げて叫ぶ。
「これより天の杖を起動する!皆、配置に着けぇい!」
シェアキムの号令に応じて聖職者達は無数の石柱の近くに陣取る。1本の石柱に対して4人の聖職者だ。また、陣取った聖職者が石柱に魔力を流すと石柱から新たに石の棒が地面に水平に出現した。その数は1個の石柱につき4本。90度ずつ角度が違っているので真上から見たら十字の形になる。
配置についた聖職者達は全員、上着を脱いで放り投げた。見事に鍛え上げられた筋肉が露出し、彼ら全員が精鋭中の精鋭であることを誇示している。彼らはその状態で目の前の石の棒を握った。
ウォーカーに分かりやすく言うならば人力発電の構え。奴隷が回す謎の棒。そんな感じの体勢である。
「今こそ我らが信仰を見せるときが来た!」
シェアキムもまた叫ぶと同時に上着を放り投げた。高齢とは思えない、鍛え上げた見事な体躯が露わになる。マッチョと言う他ない素晴らしい筋肉であった。
「行くぞ!皆の者!回せぇぇぇぇーーー!!」
響く号令と共に上半身裸の筋肉ムキムキ聖職者達が棒を押し込んで石柱を回し始める。この石柱の重さは約1トン。これを4人で分担するため1人頭250kgの負荷がかかっているはずだが、彼らはその重さをまるで感じさせないように高速で石柱を回転させていた。
石柱の数は部屋全体で50本。200人の聖職者がそれを高速回転させるとエネルギーが白い光となって部屋中央の巨大水晶玉にチャージされていく。マッスルチャージだ。
途中、魔種の襲撃による妨害もあったがイレギュラーズに足止めを任せ、シェアキムは王宮地下の儀式の間の扉前まで到着していた。
「天の杖の起動準備は整っています。王宮地下に200人の選りすぐりの聖職者を集めました」
「うむ」
側近からの報告に頷きを返し、儀式の間の扉を勢いよく開け放つ。
儀式の間は石造りであり、ひたすらに広い空間であった。石の柱が無数に建ち並び、ランプの光がおぼろげにそれらを照らしている。部屋の中央には直径4mはある巨大な水晶玉が設置されており、これにエネルギーを集中させるのだという事が見て取れた。また、部屋の中には多くの聖職者が存在し片膝をついてシェアキムに頭を垂れていた。
シェアキムは錫杖の柄を強く床に打ち付けると声を張り上げて叫ぶ。
「これより天の杖を起動する!皆、配置に着けぇい!」
シェアキムの号令に応じて聖職者達は無数の石柱の近くに陣取る。1本の石柱に対して4人の聖職者だ。また、陣取った聖職者が石柱に魔力を流すと石柱から新たに石の棒が地面に水平に出現した。その数は1個の石柱につき4本。90度ずつ角度が違っているので真上から見たら十字の形になる。
配置についた聖職者達は全員、上着を脱いで放り投げた。見事に鍛え上げられた筋肉が露出し、彼ら全員が精鋭中の精鋭であることを誇示している。彼らはその状態で目の前の石の棒を握った。
ウォーカーに分かりやすく言うならば人力発電の構え。奴隷が回す謎の棒。そんな感じの体勢である。
「今こそ我らが信仰を見せるときが来た!」
シェアキムもまた叫ぶと同時に上着を放り投げた。高齢とは思えない、鍛え上げた見事な体躯が露わになる。マッチョと言う他ない素晴らしい筋肉であった。
「行くぞ!皆の者!回せぇぇぇぇーーー!!」
響く号令と共に上半身裸の筋肉ムキムキ聖職者達が棒を押し込んで石柱を回し始める。この石柱の重さは約1トン。これを4人で分担するため1人頭250kgの負荷がかかっているはずだが、彼らはその重さをまるで感じさせないように高速で石柱を回転させていた。
石柱の数は部屋全体で50本。200人の聖職者がそれを高速回転させるとエネルギーが白い光となって部屋中央の巨大水晶玉にチャージされていく。マッスルチャージだ。
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天義で大好評発売中だからぜひ買ってね!
注、この物語はフィクションでありセララがこうだったら楽しいなと思って描いたものです。本気にしないでね。