PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

ギャザリング・キャッスル

【PPP3周年】Twitter投稿作品投下スレ【おめでとう】

ここはPPP3周年をお祝いするSS作品を投下していくメタスレッドです。

投稿可能文字数上限が1000文字であることを生かして、1000字で完結するSSを投下していきましょう。
投下出来たら、右上の日付ボタンを押して発言を抽出してください。
そしてそのページのURLをTwitterにハッシュタグを付けてツイートすればOKです。
なお、SSの内容は問わない模様です。
公序良俗に引っ掛からない範囲とはなりますが、好きに書き連ねればそれがあなたの愛です。誇りましょう。

参考:https://rev1.reversion.jp/page/3rdContribution

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
PPP三周年お祝いSS
「ようこそ!  ここはサンシューネン村だ!」(2/3)

問題は、イレギュラーズは依頼を受けたからこのサンシューネン村を訪れたのであり、依頼内容はこの村の調査だという事だ。

「調査内容は簡単に言えば『この村が危険を及ぼさないか』なのですが、ぶっちゃけ練達の頭脳陣達の会見によってこの村は三周年騒ぎが過ぎれば自然と消える事がわかっているので、ほとんど年のためでしかないのです!
  消える前に爆発する爆弾みたいなものがないかを確認できればいいのです!」

それは割と重要なのではないか?  と思うイレギュラーズだったが、「明日で私がうっかり皿を落としてわっちゃった日から三周年ですー!」と叫びながら豪華なお神輿でわっしょいわっしょい運ばれていくメイドさんを見て考えるのをやめた。丁寧に『祝彡三周年!』と描かれたそれは54人くらいで担がれていた。よくそんなに詰め込めたな。

「もう説明するまでもないと思いますが、このサンシューネン村はありとあらゆる三周年を祝い尽くすのです!」

もう知ってます。そう口に出したい想いを堪えて、イレギュラーズはユリーカ嬢の説明に耳を傾ける。

「例えばあそこにいる子供とお母さんの二人組ですが……」
「きゃあー!明日で我が子が生まれて三周年なのよー!」
「と子供が生まれて三周年目を祝っているのです!」

普通に誕生日として祝ってやれよ。イレギュラーズは子供の微妙な境遇に涙を禁じ得なかった。

「うふふふ♡ あなた……」
「あははは♡ なんだい……?」
「反対側でカフェでイチャイチャしている男女なんかは……」

どうせ付き合い始めて三周年、或いは結婚記念日なのだろう。ここまでくればもはやイレギュラーズとてオチは読めた。

「明日で私たちが別れて三周年ね♡」
「そうだね、僕たちがお互いの浮気に愛想を尽かしあってから三周年だね♡」
「割とヤベー修羅場起こした三周年を祝っているのです!」

全然読めてなかった。なんでイチャイチャできてんだよ、三周年程度に超えられる愛だったのか。もうイレギュラーズは疲れ果ててきた。

「と、このように。あちらこちらでカオスな光景が広がっているので、とりあえずの危険はなさそうだけど万が一のための調査はして置いて欲しいという訳です!」

それらしい理由つけて面倒ごとを押し付けたんじゃなかろうか。割と本気でイレギュラーズはそう思った。

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM