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ギャザリング・キャッスル

【PPP3周年】Twitter投稿作品投下スレ【おめでとう】

ここはPPP3周年をお祝いするSS作品を投下していくメタスレッドです。

投稿可能文字数上限が1000文字であることを生かして、1000字で完結するSSを投下していきましょう。
投下出来たら、右上の日付ボタンを押して発言を抽出してください。
そしてそのページのURLをTwitterにハッシュタグを付けてツイートすればOKです。
なお、SSの内容は問わない模様です。
公序良俗に引っ掛からない範囲とはなりますが、好きに書き連ねればそれがあなたの愛です。誇りましょう。

参考:https://rev1.reversion.jp/page/3rdContribution

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 話の流れを変えるために先程の掲示板の内容を話す研究員だが、意外にも教授はこれに乗って来た。
 練達は旅人の国──言い換えれば、それだけ召喚には縁が深いのである。
 とはいえ、彼らの目的はパンドラの収集……ではなく、「元の世界への帰還」だ。
 彼らも召喚された特異点運命座標である以上存在するだけでパンドラの収集は行われるが、それはレオンが主導するように組織だったものではない。
 イレギュラーズであってもギルドによってまとまった「ローレット・イレギュラーズ」ではなく、言うなれば「アデプト・イレギュラーズ」である彼らは己が目的のために実験を続けている。

「俺たちの目的を考えれば、天空神殿の大召喚を解き明かすことは重要だ。どうして急に召喚頻度が増したのか、神託の巫女以外の原因……「無辜なる混沌」と他世界の概念的距離が近づき召喚の箍が外れているのかもしれないとなれば、『不在証明』を出し抜くまたとない好機だ」
「なるほど?」

 混沌肯定『不在証明』に阻まれその試みは失敗に終わってはいるが、それでもその技術力は他の追随を許さず、小島に居を構えたこの国を各勢力は中立国家として認めている。
 その技術力を以てしても既に行われている異世界からの召喚──既に実在している行動の反対を行う事は許されていない。
 信託の巫女ざんげが特別なのか、それとも世界間の上下関係によるものか、その理由は諸説あるが今は重要でないため割愛する。

「逆にタイムリミット──<D>が近づいたことによる「無辜なる混沌」の防衛本能によるものかもしれない。その場合この世界からの脱出は絶望的だがな」
「えぇ……」
「どちらにせよ、同じイレギュラーズとして決定的な違いはあれど無視は出来んということだろう」
 
 練達に住む技術者や研究者にとってローレット・イレギュラーズたちは「ていのいい被験者」または「物理的デバッガー」と言ったところだ。
 彼らは研究が主目的で解決(物理)能力に乏しい傾向にあるのであった。

「ギルド条約がある以上ローレットが発展して俺たちに損はない、もしかしたら三塔の塔首からは蒼剣に祝電が届いているかもしれないな」
「複雑なんすねー」
「お前は逆に給料減額だけどな。ほれ、そろそろアップロード終わるぞ」
「えぇぇ!?」

 研究員が悲鳴が研究室に響くも、大召喚から三年が経過しようも、練達の日々は何事もなく過ぎていく。

 To be continued

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