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シナリオ：我執の剣、折れ果てるまで（田辺正彦GM）

【心情】
一人の侍の成れの果て、か。
如何にしてそうなったかを推察する余地はないが、それでも慈悲などなく相対することこそが敬意と言うモノだろう。
既に崩れかかっているとはいえど奴は弱者などではないのだから、私達もまた相応の強者であると示さなければなるまい。
……けれど、そうだ。
私が倒れる事で、奴が私達を弱者だと感じてしまうならーーそのような慈悲など要らないと、私は叫びたい。
見下されるのは、嫌いだから。
それに私は、私自身がいくら傷付こうとも最後まで立ち続けて生き延びる為にーー強者を目指すのだから。
ーーどうしようもないくらいに、我儘な話だ。

けれどそんな我儘でも、折れなければ……いずれ母と相対する時が来ると、そう信じてこの右腕の籠手に誓うのだ。
それまではーー決して折れぬ剣であれと。

【戦闘】
サイバーゴーグルを装備して暗視効果を得る。
最前線でベネディクトとマルクの両名を決死の盾でカバーリングし、毎ターンかばうを実行する。
支援を受けつつ、ベネディクトとマルクを除いた他のメンバーの誰かが深い傷を負った場合はベネディクトのカバーを取り止めてその人物が至近レンジに寄ってくればカバーリング。
朧武者が残り二体以下になった時点でチャンスがあれば、より動きが鈍っている方の朧武者へ落首山茶花で【必殺】を当てる。
そして、どれだけ傷付こうとも決して膝は付かない。
どれ程パンドラを消費してでも、気力が尽きるまで諦めない。