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ギルドスレッド

【Bande†Fluegel】

【個別スレ】姫騎士のお茶会

それは、とある日、とある時間。
とある喫茶店では、何の変哲もなく静かな時間が流れている……
などと言えば聞こえがいいが、言ってしまえば――暇。そう、とてつもなく暇だった。
近頃は多くの賑わいを見せる事も増えてきた店内であったが、やはりまだまだ、タイミングによっては店主一人で虚無な時間を過ごす事も珍しくない状態である。

「誰か来ませんかねぇ……」
カウンターに両肘をついて体重を預けながら、リディアは一人、ため息を漏らしていた。

 * * * * * * * * * * 

このスレッドは
ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル
リディア・T・レオンハート
の二名による個別スレです。
上記二名以外の書き込みを禁止します。

場所:【Bande†Fluegel】一階、喫茶店内

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最近はよくにぎわっていると思ったが……まだこういう時間もあるか
(何食わぬ顔で来店し、誰もいないカウンター席の店主の前へと腰を下ろす)

紅茶を一杯いただけるか? 銘柄は何でもいい
砂糖だけくれ
わ、いらっしゃいませー!
(パァッと顔を明るくして来客を迎える。しかも、どうやら見知った顔ではないか)

はいっ、かしこまりました。
それじゃあ、一番よく出ている葉を使ってご用意しますね。しばらくお待ちくださいな。
(満面の笑みを向けながら火を起こし、お湯を沸かす作業を始める)

――今日は、何か御用時の途中ですか?
(何気なく、そんな話題を向けてみたりしながら。緩やかに時間が流れていく)
んー……そうと言えばそうか
まだ私自身この世界に来て日が浅いからな。見聞を広めるためにも暇なときは外を出歩くようにしているのだ
今日はその途中だな

いやはや、急にこんな世界に迷い込んでどうなるかと思ったが存外私自身楽しんでいるらしい
リディア殿も旅人だとか?
(沸いたお湯を手早く少量、ティーポッドの中へ。続いて葉を投入し、じっくりと蒸らしていく――)
なるほど、勤勉なのですね。
私も見習わないといれませんね……ただでさえ、常識を知らない部分がありますから――

はい。そう言えば早いもので、そろそろ3月程度になりますかね……
先の海洋決戦前に此方へ喚ばれたのですよ。(苦笑いを交えて)
ブレンダさんは、いつ頃からこちらに? すっかりと、歴戦の先輩様というイメージでしたが……
私はそれよりももう少し前だな。とっても来てから数か月はわけもわからずロクに活動もしていなかったが……
実際に動き出したのは私も件の海洋決戦からだよ
歴戦というのはあれだろう。私は元の世界でもそこそこ今と似たようなことをしていたからな。それなりに戦い、ということに慣れているだけだと思うぞ?
……あら? そうなのですか?
(しかしてこのレベル差。リディアは考えるのをやめた――)
であれば、この世界では実質同期――という事になりますか?
……なんて、流石にそれは失礼ですかね。
(ふふっ、と少し甘えたように笑って。そうしているうちに、十分な時間を置いて抽出された紅茶の香りが、ふんわりと漂ってくる)
――先の決戦。右も左も分からないまま、無我夢中に剣を取ったものですが……
今思い返しても、信じられない相手でしたよね……
(巨大、と表現する他ないリヴァイアサンの威容を思い返しながら、カップに紅茶を注いでいく。あの瞬間に比べれば、今はそれでも――)
今も様々な案件がありますが……つかの間の平和、といった所でしょうか。
鍛錬は趣味の一つだからな。気がつけばここまで来ていた。
それに私は元の世界よりもこちらの方が相性が良かったらしい。
同じ剣を扱う騎士同士、同期で構わぬよリディア殿

(店主である少女の言う通り。先の戦いはブレンダ自身も初めて体験する規模の戦いだった)

ドラゴンの相手をしたことはあるがあのサイズは初めてだったな……あの戦場では色々なことが起こったし、まだ解決していない別の問題も多い。だが……ああ、今はこの平穏を享受すべきだろうな
わわっ、光栄ですブレンダさん……!
えへへ……なんか嬉しいんですよね。
こう、何かしらで繋がっている誰か、という存在は――支えになります、とても。
…――はい、お待たせ致しました!
(満面の笑顔を浮かべながら、淹れたての紅茶を彼女の前に。ご要望通り、お砂糖の入った入れ物と小匙も添えて。そして、ちゃっかり自分の分も淹れて)

ドラゴン……故郷の国では日常茶飯事のように相手をしていましたが、私もあの大きさは初めてでしたね……
いずれまた、かの海竜が出現する日もあるのでしょうか……
まぁ、その頃に私がこの世界にいる保証もありませんけれどね。
ん、ありがとう。いい香りだな
(鼻腔を紅茶の香りが抜けていく)

私も元の世界ではそこそこ浮いていたからな……こうやって繋がりができるのは嬉しいものだ
……いつまでこの世界にいるか、というのは難しい問題だな
確かにここは居心地がいいが流石に永住するわけにもいかん

元の世界に戻る手立てがあればいいのだが……

(紅茶に砂糖を入れ、スプーンでぐるぐると回す。纏まらぬ思考の様にぐるぐると)
そうなんですよねぇ――
(同じように砂糖を入れたカップの中を、スプーンで回しながら)
既に此方で少なくないご縁に恵まれているので、後ろ髪を引かれる想いはあるのですけど……
やはり故郷にも同じくらい、大事な人達を残してきてしまっているので……

…――みんな、元気してるかなぁ……
(紅茶を一口頂いて、宙を仰ぐようにしながら溜息と共にそんな呟きを)

ブレンダさんも、故郷に残してきた大事な方、いますよね?
両親と祖父母、それに育ての親のメイドと剣の師匠だな……
まぁ楽天的な人たちだから私は旅でもしていると思っているだろう。メイドにだけは帰ったら怒られそうだ。

(彼女にだけはいつまでたっても頭が上がらないんだ。と、懐かしさを覚えながらカップに口をつける)

も、ということはリディア殿もいるのだろう?故郷に残してきた人が
…――おりますとも。
(この質問を投げてしまった時点で、きっと此方も聞かれるだろう事は分かっていた。なので、努めて平静に答える)

私も似ていますね。
両親と、育ての親と、優しい使用人達――後は、異兄妹達です。
(ふぅ、と小さく溜息をついて、一度カップを置く)

兄とこの世界で再会できたのは本当に嬉しい事だったのですが……私達が共に長期不在となると……きっと故郷は混乱しているでしょうね。
なんとも――頭が痛いところですよ。この世界の事は、大好きなんですが。
なに、きっと大丈夫だろう。君たち兄妹が育った場所なら問題ないはずだ。
善良な住民は善良な場所に住むものだからな。混乱こそすれ心配はないだろうさ

(少なくとも自分はそう信じている。領地の運営に関しては母がいれば問題ないだろう)

いずれにせよ今はまだ戻る手段もわからんのだ。できることをやるしかない。それがこの世界の為でもあるし
目の前のことを一つ一つ片付けていけば目的の場所に辿り着く。人生とはそういうものらしいからな。

(それこそが20数年の人生で学んだこと。結局は前に進むしかない。それが例えどんなに険しい道だとしても……)
……なるほど。
(目の前の女性。その瞳をしかと見つめながら、紡がれる言葉に耳を傾ける。そうすれば、彼女の言葉が半ば自暴自棄になっている訳でもなければ、楽観視の類でも無い事が分かる)

――私も、見習うべきですね。
(その、信念と意志の強さを……)

で、あれば。
当面は我が身の鍛錬に努めながら、依頼をこなす……うーん、結局はいつも通りかぁ……
(溜息一つ、辿り着いた結論に、思わず天を仰ぐ。それも悪くは無いのだけれど。何か……何かもう少しこう、前に進むキッカケが欲しいというか……)

…――ねぇ、ブレンダさん。
(ふと、視線を彼女に戻して――)

良ければ私と手合わせして頂けませんか?
(口から出たのは、そんな言葉――)
ん?構わんぞ。最近は人と鍛錬することもなかったしな
(即答。己を鍛えるという一点に対してこの女に迷いはない)

ただまぁ、私は加減が下手なのでその辺りは覚悟しておいてくれ
骨の一本や二本なら折れてもすぐに治るだろうがな

(残った紅茶を飲みほし)

それでいつにする?
わ、ホントですか?ありがとうございます!
(ぱぁっ、と笑顔の花が咲く)

あはは、きっと大丈夫ですよ!
骨折くらいなら、昔は日常茶飯事でしたしね!
(まぁ余程のヘマをしなければ、死ぬ事もないでしょうと笑って)

んー、そうですねぇ……

(考える素振りを見せながら、こちらも紅茶の残りを飲み干して――)
…――この後すぐ、でも私は大丈夫なんですが。
(壁に立てかけてある剣に視線を向けながら、珍しく挑発的な笑みを向ける。思いついた事はすぐにしたくなる。昔からの悪い癖であった)

あ、流石に場所は変えますけどね?
私も問題はない。準備も……得物もあるし大丈夫だな
(腰に携えている愛剣の重みを感じ)

鍛錬というなら私も大剣にした方がよかったかもしれんが今は持ち合わせていないのでな
また今度機会があれば見せよう

案内は頼めるか?それと紅茶はご馳走様だ。私ではこう美味くはならない
(騎士は席を立ち、お代をカウンターに置く)
やった……!
大丈夫ですよ。実戦では互いの得物が噛み合う保証なんてないんですから!
ブレンダさんが得意な戦い方で、大事腰部です!
(満面の笑みを湛えてティーセットを片付けていく)

それでは、軽く身支度してきますね。
ちょっとだけ待っていて下さい!
(いうが早いか、これからピクニックにでも向かうような軽やかな足取りで階段を上がり、自室に鎧を取りに行く。
やがて、準備万端整えば。いつもの開けた裏庭に、ブレンダを案内するのだろう――)

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