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ギルドスレッド

雨が止んで月が現れるまで

【雑談】秋霖

つい先日までは半袖を着てあんなにも太陽を鬱陶しく思っていたのに、気がつけば長袖着て太陽を心の底から恋しがっている。
こんなに冷え出したのは雨が降り出したからかしら?最近はずっと雨続き。でも朝は雨が止んでいたからもうすっかり今日から晴れだと思って傘を忘れちゃったんだ。

次ちゃんと晴れた時にはもう本格的に秋なんだろうな。

ーーーー

再現性東京2010。

20:00。

駄菓子屋のベンチ。
店はもう閉まっているようだ。

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久々の晴れ間だったもんなぁ。それももうどこへ行ったのやら、だけど。
(空を見上げ、厚い雲に苦笑いをひとつ)

(そして、ズボンのポケットをポンと軽く叩き。そこにある感触を取り出せば、飴が一つ手のひらに)
……甘いの、大丈夫ならどーぞ。雨にも濡れなかったみたいだ。
(そう告げて彼へと差し出した)
本当に……。

わぁ!ありがとうございます。
(雨を受け取り、口の中に放り込む)
んー、糖分摂取は大事ですからね。さっきまでずっと研究してたので助かります。

あ、そうだ……俺もなんかあるかな。ちょっと待っててください。
(ゴゾゴゾと鞄を漁り)

あっ、チョコレートはお好きですか?
お、いいねチョコレート。もらおうかな。

にしてもあんた、研究者なの?俺と対して歳変わらなそうに見えてたけど……。
(彼の顔を見ながら、小さく首を傾げ)
はい、どうぞ
(チョコが入った箱を差し出し)

あー、俺はただの大学生です。研究っていうのは学びたい教授の研究室に所属して、あれこれ研究することで、他の学部とかではゼミっていうのかな。
どうも。
(箱からひとかけ。摘んだチョコを口へ含め)

あーなるほど、ゼミか。学部によってはバリバリ研究するってとこもあるもんな。俺のとこは制作物があれば良かったけど。
……と、そういや名乗ってもいなかったな。俺は朔、あんたと同じく大学生だ。
俺は雨月です。
朔さんも大学生なんですね。何年生ですか?
雨月か、よろしく。
俺はー……4年だな。大学はもう全然。単位を取り終わるとそんなもんさ。
ゼミにもういるってことは、雨月は2年か3年か…同い年あたり?
そうですね。俺は2年です。朔さんは2こ上の先輩ですね!

単位か……今は取るのに必死だな。(はぁ)
お、2年ならちょうどみっちり講義とか入ってるとこだな。まあ、なるようになるさ……っていうと、無責任だが。
(苦笑を浮かべ)
でも途中でこけたって、最後はなんとかなるもんさ。雨月は真面目そうに見えるしな。

……あ。そういやその鞄、大丈夫だったか?
雨で中身…教科書とか、そういうの。
(ちらりと、先程チョコレートの出てきた鞄を見る)
そうでしょうか。毎日がいっぱいいっぱいです。もっと勉強しないとすぐ置いていかれちゃう。

あぁ、大丈夫です。濡れないように抱えてたので。それと教科書は予備があるので一冊ダメになっても何とかなるんです。でも、ダメにならないように注意してます。物は大事にしないと。(鞄をポンポン叩き)
なるほど、濡れてないなら良かった。
いつでもいくらでも、ってわけにもいかねぇしな。
できりゃ雨が止んでくれれば、湿気もマシになるんだが……。
(もう一度、空を見上げて。それから、雨月に視線を戻す)

雨月はすぐにでも帰って勉強しないと、って感じか?
置いてかれるってくらい大変なら、糖分補給ガッツリいりそうだな。……ん、次はキャラメルか。要る?

(再びぽんとポケットを叩き、包装紙に包まれたキャラメルを取り出して)
わぁ、ありがとうございます。
(キャラメルを受け取り)

んー、そうですね。でも……たまにはこうして誰かとちょっとだけお喋りしてもいいのかな。……俺は、俺がもっと頭が良かったら、こうした時間も増えたのかな。

……雨。早く止むといいですね。
んー……頭の出来とかは、よくわからないけど。
(自分も、とポケットからキャラメルを出し、口へ放り込んで)

雨月がそうしたいと思うなら、そうすれば良いと思うぜ。俺は俺の人生振り返って、充実してたなーって思えれば良いし?

まあ、雨に関しては……そうだなぁ。雨月と話すのも悪くねぇけど、ここにタバコがあったら言うことなしってとこか。
そうですか。……俺は、前までは医者になりたいと思ってましたし、もちろん今でもそう思ってます。でも、最近はなんだかちょっとくるしくな……あぁ、今のはなしで、

タバコ、吸うんですね。俺の弟もなんだか吸い始めたみたいで、やっぱ美味しいんですかね……?
医者、……あーそれは。それは…マジで大変そうだわ。いくら詰め込んでも足りなさそうなやつじゃん。
(今のなし、の言葉に小さく目を細め、話題には触れず)

俺はそうだな、美味いと思う。普通のタバコじゃなくて刻みタバコ…えーと、キセルってわかる?笛みたいなやつ。
あれで吸ってんだけど、刻みタバコって種類が色々あるのな。フルーツ系とか、バニラ味とか。
ま、吸いたいと思わないなら吸わない方がもちろん健康には良いけどな。つい癖になる、って言うのかね。
あははははー。(誤魔化すように)

煙管かー……時代劇とかアニメの中でしか見ないな。かっこいいですね!
まぁ、吸わない方が健康にいいかもしれませんが、なんでしょう。……好きなものを我慢する心の不健康より、好きなものを我慢しない体の不健康の方がいい。なんて俺の友人が言ってましたし、やりすぎなければある程度のものは良いと思います。病は気からと申しますか。……あれ、なんかちょっと話ズレたかな。(うーんと頬を掻き)
そう、煙管格好良いだろ!
(勢いよく頷き、それからハッとして咳払いする)

……友人いいこと言うじゃん。そうそう、我慢のし過ぎは良くないよな。それこそ精神的にきて病を抱える…なーんてこともあるかもしれないし?

……あ、ぼちぼち止んできた?
(ふと、空を見上げて。だいぶ小雨になってきたようだった)
は、はい!
何事にも限度はありますからね。

そうですね……これなら帰れそうですね。
今日は話し相手になっていただいてありがとうございます。お陰様で楽しい雨宿りになりました。
いや、こちらこそ。ここで1人寂しく飴を舐めてる、なんてことにならなくて良かったぜ。
それじゃ、俺は先に失礼しようかな。またどこかで!
(よいせと先を立ち、雨月へ軽く手を上げて。もうほぼ止みそうな小雨の中を走り出した)
はい。またどこかで。
お気をつけて、さようなら。
(自分も立ち上がり帰路につく)
最近また雨多いな……ついてない。

……うぅ、寒い。
(今度はちゃんと、傘を差して。見覚えのある場所に、見覚えのある人影を見て思わず立ち寄る)

よお。……また傘ないのか?
あ。朔さんこんばんは。
うーん。友達に貸しちゃって。帰る頃には止むと思ったんですけど、また降り出してきちゃいました。(はにかみ)
なんだ、貸したのか。それなら仕方ないな。
(苦笑を一つ。傘を閉じると隣に腰かけ)

にしても、一気に寒くなったよな。雨が降ってるからかもしんねぇけど。……まだ息は白くならないかな?
(試しにはぁ、と息を吐いてみる)
あはは。
(少し横にズレ)

はい。もう冬みたいですね。
まだ紅葉見てないのにな。
今日、手を洗う時水がすごく冷たくてびっくりしちゃいました。
あー……紅葉。俺も見てねぇな。もう散ったかね。
(視線を巡らせても、それらしい木はない)

水が冷たくなると冬の近さを感じるよな。あとは……そう、日中はあったかいのに夜すっごい冷え込むときとか。震えながら帰ってるよ。
そろそろコートも出さなきゃなあ。
うーん、これからだと思うんですけどね?
ほら、あそこの方は少しだけ赤みがかってきてますよ
(遠くを指さして)

そうそう。朝夜冷えるから日中との気温差で体調を崩さないように気をつけないと。
コートも着ましょう。防寒対策はしっかりしないと。
え、むしろこれからなのか。
……ああ、本当だ。ちょっと赤いな。マジかぁ……
あっという間に赤くなって散りそうだな、今年。
(示された方を見て、ぽかんと口をあける)

季節の変わり目は体調崩しやすいっていうもんな。
そういう雨月も大丈夫か?……ちょっと寒そうな感じがするけど。
ふふ、そうですね。秋は春より短いですから。

あ、はい。俺は大丈夫です。こう見えても医大生ですよ。医者の卵です。自分の健康管理はバッチリです。そういう朔さんは寒くありませんか?(少し強がって見せ)
え、そうなの? それは知らなかったな。
でもまあ、確かに……いつもあっという間だなって思ってたかも。

ふぅん? ほら、医者の不養生って言うからな。
俺はほら、この通りに。
(ポケットから使い捨てカイロを取り出し。なんだかちょっと得意げである)
秋はあっという間なんです。春もそれくらいあっという間に過ぎてくれたらなぁ……。(遠くを見つめ)

そんなのはただのことわざじゃないですか。もう、やっだなー!
お、カイロですか。いいですね。冬に必需品ですよね。
お? 春はそんなに好きじゃない?
俺は結構好きだけどな。あったかいし。

ことわざなだけならいいんだけど、な?(冗談めかして笑って)
俺これないと指先冷えちゃって無理。これ発明した人には感謝だわ。
俺はちょっと苦手です。
……花粉が、ちょっと。それさえなければ過ごしやすくていい季節だと思うんですけどね。でも、俺は暖かくて快適な春を過ごしたことがないので。

え!な、なな、なんですか朔さん!その含みのある言い方は。
うーん、そうですね、 錆びた鉄が暖かいなんて発見した人は天才だと思います。
花粉症かあ。それは確かに…キツそうな。
ティッシュ手放せないやつじゃん。俺の研究室にもいたなあ、箱ティッシュ手放せないヤツ。

別に~?(片目を閉じて見せて)
わかるわかる。文明の利器を作った人には頭が上がらないよ。
箱ティッシュと薬とマスクとゴーグルは絶対の必需品ですね。正直かなりキツいです。杉の木を恨んだこともありました。でもこればっかりはどうしようもありませんからね。

そ、そうですかぁ。(体を屈ませ、疑り深そうに朔を見上げる)
はい。人間の生み出す文明ってすごいですよね。これだから化学と歴史は面白い。
ゴーグル……ゴーグル?
そこまでしてキツいのか。俺は花粉症になりたくないな……

うんうん。そういうの面白かったから、化学の道に進もうかなって思ったこともあったな。
ま、結局全然違う道に行ったけど。
目と鼻と喉にきますからね。花粉は。
ならない方が絶対幸せだと思います。

そうですか。確かに、科学者とか大変そうですけど、面白そうですもんね。
……朔さんは大学はどの学部なんですか?
そうだなあ……ならないように祈っとくわ。

俺は情報系。ええと、プログラマーとか、そういうのだよ。
結構面白いもんだぜ? 自分で作ったものがちゃんと動くのって。
……はい。

プログラマーですか!カッコイイですね。あの……アレですよね、弟もよくやってます「カタカタカタッターン」ってアレですよね?すっごいなぁ。朔さん。
(擬音に思わず笑って)
そう、それ。全然すごくはないけどな?
動かすまでにものすっごいエラー出るし。
いやいや、でもあの、人間の言語かどうかすら怪しい奇っ怪な文字列が理解出来て、しかもそれを自分で作って動かすって凄くないですか!俺みたいな凡人には到底できっこないですよ!
うーん、でも。あれってよく見てみれば英語だぜ?
見ていればなんとなく理解できるようになるさ。
雨月も弟に教えて貰ったら楽しいかもしれないぜ。
うーん。英語でもなんか色々並んでるし、パッと見なにが何だかわからないからなぁ。
弟に教えて貰っちゃおっかな!でも、
「そんなの自分で勉強しろよ」
とか言われそうで、中々教えて貰えそうにありません。プラグラミング以上に弟とのコミュニケーションって難しいですね。(苦笑)
へえ?兄弟ってそんな感じなのか。
まあ、勉強の本とかも売ってるしな。……あとは、うーん。弟が勉強した本を貸してもらうとか?
それでわからんとこがあれば、弟に聞くこともできるだろうし。
兄弟ってどんな感じなんですかね?
うーん。教えてくれたらいいな。
でも今は大学の勉強で精一杯なのでプログラミングの勉強はまだまだ先になりそうなんですけどね。
いやあ、俺わかんないんだよなあ。ひとりっ子だったし。
まあ、多分お互いにそんな感じだろ?
時間が空いた時でいいさ。
そっか。そうですよね。
うん、気が向いた時にでもやってみます!
おう、そうしてくれ(にっと笑って)

さて、俺はそろそろ行くかな。
もう傘もいらなさそうだし。
(よっこらせと立ち上がって、空を仰ぎ)
あ、いつの間に。
雨が上がる間話に付き合ってるくださってありがとうございました。ではまた。
おやすみなさい。

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