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ギルドスレッド

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ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キャラクターID
(イラストが増えたから、前のものを更新させて貰うわね)

名前:オージェ(本名:オーギュスト・グレイ)
種族:旅人
性別:男性
年齢:30
一人称:僕
二人称:貴方、貴女/(気が高ぶると)お前
口調:です、ですね、でしょう/言い捨て
特徴:礼儀正しい、物腰柔らか/狂気、執着
設定:
 『瑞香の魔女』の一番弟子にして、ジルーシャの兄弟子――だった男。
 幼い頃から調香師としての才覚に溢れ、誰もが彼が《蝋梅》の名を冠することを疑いもしなかった。
 神童だった。彼はそれを鼻に掛けること無く努力をし、師である魔女の愛弟子であった。
 精霊たちには愛されなかったが、それでも彼は努力を重ねた。蝋梅は雪にも負けず、甘く咲くのだから。

 しかし彼は道を踏み外す。
 切欠は、『妖精の祝福』を受けた右目を持つジルーシャの弟子入りだった。
 胸に浮かんだ『どうして』は次第に広がり、ひずみ、『もっと頑張らないと』と焦燥に苛まれ、苦しみ、妬み、拗れ、追い詰められ――捻じ曲がった。
「そうだ、原料を変えてみましょう」
 それは小さな閃きだった。
 もっと違う『原料』を使用すれば、彼より勝るかもしれない。
 初めは小動物に手を出した。――けれど駄目だった。
 次はもっと大きな動物の血肉を使ってみた。――これでも彼に勝てない。
 それならもっともっと――ああ、ならば『人』はどうなのだろう。どんな香りになるのだろうか。
 狂気に歪んだ好奇心の果てに『人体の一部を材料とした香りの創造』という禁忌に手を染め、彼は師に破門を言い渡された。

 ――けれど先生も、いつかは僕を解ってくれます。
 嗅いだ者の精神が狂う? 心そのものを作り変えてしまう? それの何がいけないのでしょう。
 もっと素晴らしい香りを生み出せたなら、先生はまた弟子に迎え入れてくれることでしょう。

 混沌に召喚された後も彼は狂気の研究をやめることはなく――寧ろ拍車が掛かった。
 眼球、手指、毛髪、血、肝臓、心臓――果ては魔種の死体まで。
 全てが全て、彼のギフトの前では『香料』である。

「人の血肉では駄目でした。妖精の心臓では駄目でした。
 すべてを掛け合わせても、まだ足りない。
 ならば獣人はどうでしょう。
 鳥人は、魚人は、機人は――魔へと堕ちた者は」

 彼の興味は尽きることがない。
 手を血に染め、血の臭いを香りで上書きして、柔和な笑みを添えて心を絡め取り――
 甘い香り致死毒を、あなたに。

 ――ねえ、ジルーシャ。お前の右目は、どんな香りになるのでしょうね。

✽イラスト
<通常> https://rev1.reversion.jp/illust/illust/30657
<狂気> https://rev1.reversion.jp/illust/illust/88809

✽設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2554

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