公認設定一覧
アーマデル・アル・アマルが公開している公認設定の一覧です。
捩れた一翼の蛇
『捩れた一翼の蛇』、或いは『一翼』と呼ばれるもの。
死神の眷属(従属神)。
アーマデルの魂に刻まれた加護の主。
神話によれば、渡来の大蛇が遺した7つの卵。
最初に産まれた卵であり、最後まで孵らず、医神の従属神たる夜告鳥の一羽が取り出した、最後の卵の中身。
賜った権能は毒と病、転じれば薬と健康。
不具故に地の底深くへ追放されたというが、外典では『七翼の蛇』に突き落とされたとされる。
彼岸と此岸の狭間、彼岸の手前で死者の魂の未練を灌ぐもの。
故に死者の魂の守り人であり、墓守の守り神でもある。
剥げた鱗の代わりに数多の死者の未練の結晶を纏う、捩れた一枚の皮翼を持つ黒蛇の姿、或いは自らの尾を咥えた環状の意匠で描かれる。(300文字)
死神の眷属(従属神)。
アーマデルの魂に刻まれた加護の主。
神話によれば、渡来の大蛇が遺した7つの卵。
最初に産まれた卵であり、最後まで孵らず、医神の従属神たる夜告鳥の一羽が取り出した、最後の卵の中身。
賜った権能は毒と病、転じれば薬と健康。
不具故に地の底深くへ追放されたというが、外典では『七翼の蛇』に突き落とされたとされる。
彼岸と此岸の狭間、彼岸の手前で死者の魂の未練を灌ぐもの。
故に死者の魂の守り人であり、墓守の守り神でもある。
剥げた鱗の代わりに数多の死者の未練の結晶を纏う、捩れた一枚の皮翼を持つ黒蛇の姿、或いは自らの尾を咥えた環状の意匠で描かれる。(300文字)
未だ解けぬ戒め
幼少期に施された、洗脳に近い感情の抑制と偏向。
それは厳しい生活の中、精神的に未成熟な幼い子らが縁の糸を強く撚り合わせ、相手の死に引かれ共に墜ちる事を避ける為のもの。
基準に達すれば解除されるそれを、半端に解かれた状態で召喚された為、自分と他者の間の強い好意に関する認知が捩れたり、巻き戻ったりする事がある。
保護者替わりの医療技官はアーマデルには内緒のまま、解除に必要な薬物の代替素材を探しているようだ。(200文字)
それは厳しい生活の中、精神的に未成熟な幼い子らが縁の糸を強く撚り合わせ、相手の死に引かれ共に墜ちる事を避ける為のもの。
基準に達すれば解除されるそれを、半端に解かれた状態で召喚された為、自分と他者の間の強い好意に関する認知が捩れたり、巻き戻ったりする事がある。
保護者替わりの医療技官はアーマデルには内緒のまま、解除に必要な薬物の代替素材を探しているようだ。(200文字)
暗殺者として
幼少期からの教化、投薬、身体強化と戦闘訓練。
他者との絆を封じられた初期教育課程。
それを悪と呼ぶなら必要悪なのだろう。
故郷の《死》の気配の色濃い環境故の事であるから。
『一翼の蛇』の加護を刻んだ魂を容れた器はそれに合わせて変容し、本来の肉体が継ぐ筈の能力は消え失せた。
薬も訓練も既存のものは合わず、それでも諦めずに手を尽くしてくれた医療技官へは、医者と患者以上の親しみに似た感情を抱いている。(194文字)
他者との絆を封じられた初期教育課程。
それを悪と呼ぶなら必要悪なのだろう。
故郷の《死》の気配の色濃い環境故の事であるから。
『一翼の蛇』の加護を刻んだ魂を容れた器はそれに合わせて変容し、本来の肉体が継ぐ筈の能力は消え失せた。
薬も訓練も既存のものは合わず、それでも諦めずに手を尽くしてくれた医療技官へは、医者と患者以上の親しみに似た感情を抱いている。(194文字)
アドラステイア
子供への洗脳、投薬、訓練と実戦への投入。
言葉だけを並べれば自分の来歴に重なる部分もあるが、彼の都市の在り方を思うと、ざらりとした不快を感じる。
シンプルに言えば「気に食わない」であろうか。
命のあまりに軽い扱いが。
神の名を振りかざし、命を搾取するやり方が。
それでも、あくまでも依頼上の事でしかなかったのだ、オンネリネンの子らと出会うまでは。
その一人の手をとり、それはより身近な、…他人事ではなくなった。(199文字)
言葉だけを並べれば自分の来歴に重なる部分もあるが、彼の都市の在り方を思うと、ざらりとした不快を感じる。
シンプルに言えば「気に食わない」であろうか。
命のあまりに軽い扱いが。
神の名を振りかざし、命を搾取するやり方が。
それでも、あくまでも依頼上の事でしかなかったのだ、オンネリネンの子らと出会うまでは。
その一人の手をとり、それはより身近な、…他人事ではなくなった。(199文字)