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公認設定一覧

クレマァダ=コン=モスカが公開している公認設定の一覧です。


絶海拳(全員に公開)
それは遡れば、波濤魔術より歴史が古い。
海に棲む者の武術として、可能な限り水の抵抗を受けないように武器や衣服には厳しい制限が設けられ、無手平服が理想とされる。
滅海竜の動きを模した象形拳であり、うねる様な体捌きから繰り出す拳や掌打は曲線的な軌道を描く。他方蹴りは非常に直線的であり、脚ではなく手からの技撃が同時に移動を兼ねる点で特徴的と言える。

コン=モスカに於いて発展した絶海拳は、波濤魔術と互いに影響し、独自の技術体系となった。波を物理的に捉える絶海拳と、捉えた波を魔術として利用する波濤魔術は非常に相性が良い。今代の祭司長は、そのバランスに於いて歴代随一と言えたが――今では、その均衡は崩れている。
(299文字)
波濤魔術(全員に公開)
曰く、魔術として体系化したのはコン=モスカの始祖であるとされる。

絶望の青が前人未踏の領域であったのは、決して廃滅病や海の怪物によってのみではない。
そもそも、複雑怪奇な海底の地形や天候は、ヒトが航海するにはおよそ適していないのだ。容易く海を我が物とする海種ですら、梃子摺るほどに。
そんな海にかつて棲んでいた人々が用いていた、波と調和する魔術――波を操る魔術とは、解釈を拡大すれば物質の密と疎を操るものと言える。とはいえ、どれほど強大な魔術師にもついて回るのが常識の枷だ。知識を深めれば深めるほど、その心は法則に囚われる。
世界全てを波と捉えた常識外れの波濤魔術士は、歴代にたった二人しか存在しないのだ。
(299文字)
設定中祭神(全員に公開)
コン=モスカは“海”に神性を見出す。
近年の出来事から、滅海竜リヴァイアサンと呼ばれる強大な竜種がそれであるとされた。
竜の信仰から始まったであろうその教えは、絶望の青ならびに近海に存在した様々な土着信仰とも習合し、渾沌としている。

曰く、神の名は人の言葉では表せない。
古い書物にはCthulhuという名が記されているのが確認されているが、正確な発音は失伝している。
聖句の中にそれらしい単語は散見できるのだが、それが同一の存在かはわからない。

ふんぐるい むぐるうなふ
くつるぅ るる=りぇ
うがふなぐる ふたぐん

曰くこの聖句は文字に記してはいけないとのことだが、ああ、窓に、窓に!

――とある海洋冒険家の遺稿
(298文字)
コン=モスカ(全員に公開)
文化圏に疎い者は拝海教などと称するが、彼らは己のことをただ『コン=モスカ』と呼ぶ。

総主祭司を頂点に置き、これは同時にコン=モスカという領邦の王でもある。

祭司長は、主祭司(宗教者でありまたモスカの行政を司る者)全てを統括する。

大祭司は行政には関わらないが宗教的意味は絶大。
象徴(イコン)であり、モスカは基本的にこれ以外の偶像には否定的。

文書での布教をあまり好まず、専ら含意ある歌や意味の伝わらない聖句によって教えを説く。

曰く、海とは全てを産みしもの。
いつか還るところ。
深きところには何が待つと。

その正体はかの龍それのみか?
私にはそう思えない。
私にはあの呼び声が聞こえるのだから。

――天義の宗教学者の遺稿
(300文字)

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