冒険
闘技場設定は『練習場』から!
久遠なる森
――通ってはならぬ道がある。
カムイグラの一地域にはそのような話が存在する。
曰く誰も帰ってこぬ。曰く魂を捕らえる冥府に続いている、と……
それが迷信か、あるいは何らかの真実を帯びているのか――は知らぬが。
「息子が……息子があの道に行ってしまったんです!!」
少なくともその地域に住む者にとっては須らく『身近』であるには違いない。
――神使と呼ばれるイレギュラーズに依頼が入ったのだ。件の『通ってはならぬ道』に迷い込んでしまった者がいる、と……住民は恐れてその道を通りたがらぬ。故に助けを求めるならば外部に――だ。
「神の使い以外があの道を行くと……二度と帰ってこぬのです……」
「一体何があるのかオラたちは知りませんが、どうか……」
……さて。そう懇願されてしまっては仕方ない。
まぁそうでなくてもローレットは何でも屋だ――依頼であるならば引き受けよう。
目を向ける。
そこに在るのは深い森だ。
時刻は夕暮れ時を超えて日が沈もうとしている時間帯。
――さて何が出てくることか。
参加者一覧 | |
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ルチア・アフラニア・水月(p3p006865) 鏡花の癒し |
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アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630) 大樹の精霊 |
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オジヴァン・ノクト・パトリアエ(p3p002653) 民誘う勇猛 |
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ゲンリー(p3p001310) 鋼鉄の谷の |
探索記録
辺りは静まり返っている――
如何に日が暮れようとしている時間とは言え、不気味なる森だ。
多少は動物の気配などしていいものを……さて。
――そうだ。こういう時は自然そのものに語り掛けてみるとしようか。
自然と会話をする術をもってして情報を収集せんとする、が。
妙だ。自然達が何も語らぬ。
ある程度の意志の疎通すら果たされない……
ここまで何も意思が見えぬのは、やはり不穏というべきか?
更なる警戒を抱きつつ貴方は歩みを始める……
森の中を歩む。
流石、誰も近寄らぬだけあってか人の道などない……
なんらか冒険の知識か、自然に対する造詣があればスムーズに進めそうなのだが。さて、時間が掛かってしまえばなんらか魔物の類が出てこないとも限らない。どうなる事か……
しかし冒険の心得があればこんな道など慣れたものである。
進みやすい道を的確に見つけ、奥へ奥へと進んでいこう。
軽快に歩を進める。と言っても油断している訳ではないが。
やはり技能のあるなしで、ここまで速度が違うものか。
今の所魔物の類に出くわす事もなく――順調だ。
……しかしやはり魔物が襲ってきたことはともかく、それ以外ではあまりにも静かだ。
何か原因があるとは思うが――
しかし今はまず原因の究明よりも依頼だ。
依頼を成す為に、魔物の襲撃は警戒しておかねばならない。
だが周囲を索敵する様な技能が無くても貴方にとっては問題ないものだ。なぜなら……
「出てくるもの全てを打ち倒せば――問題ない!」
障害は全て排除する力があれば、備えなど不要であるのだから!!
よし。なんとか順調に歩を進める事が出来ていると感じる……
一度魔物に遭遇してはしまったが……しかし『一度だけ』というのは、逆考えれば幸運だったとも言えるだろうか。
ともあれ大分奥の方まで進めてきた筈だが――さて。
その時。魔物の気配ではない……
何か、すすり泣くような声が聞こえたような気がした。
これは、間違いない――人だ!
――近い。救出対象は、近くに居る!
方角はどちらだろうか? 声を出しながらその者を探さんとすれ、ば。
『――――■■■』
……どうやら獲物を狙わんとする魔物もいる様だ。
よし、ならば敵を排除して――あと一歩を踏み込むとしようか!
最後の魔物を打ち倒す。断末魔が轟き、静かになって――
「うえーん!! 怖かったよッ――!!」
さすればその時、救出対象の少年の姿を遂に見つけることが出来た。
泣きじゃくっていたが、偶々迷ってしまっていたらしい……
さぁ帰ろう。
「――っ?」
瞬間。より森の奥から何か視線の様な何かを感じた気が、する。
……まだ魔物か何かがいるのであろうか?
しかし少年を連れたまま戦う選択肢などない。戻るのが先決だ。
――機会があらばまたこの森に来ることもあるだろうから。
何者かの視線を振り切る様に――貴方は元来た道を戻る事とした。
挑戦結果
無事に少年を連れて帰還すれば、村人からは盛大な感謝を受けた。
やれやれ。もう迷ったりするんじゃないぞ――
少年に声を掛け貴方は村を去る。
未だ漆黒と静寂に染まる森。また何かの縁があれば訪れる事もあるかと思いながら……
戦績
攻略状況:攻略成功!