ヨゾラの住処―『夜空の下の小さな館』。
大規模召喚で混沌に来てすぐに住み始め、自身の名を冠して名付けたこの館は
今や名実ともにヨゾラの館であり、改築によって立派な館になっていた。
……のだが。

「謎の地下空間……地下迷宮？、沢山探索したのに全容がつかめない！
　ずーっとこのまま放置するわけにもいかないし……
　こうなったら僕の魔術をフル活用！　判明しているエリアだけでも改築だー！」

小さな館の下にある、何故か広大な地下迷宮。
ヨゾラも手を焼くこの迷宮にキレて一部を大改築。
そんな訳で……地下迷宮（ダンジョン）のごく一部は元の様相をすっかり失い、
イレギュラーズや許可した者が探索可能な、新たな地下迷宮（クエスト）になったのだった。


ヨゾラが今回探索許可を
ローレットのイレギュラーズ（一部だけという指定ができないので全員）に出したのは
最初にできあがった改装版地下迷宮。
館と直通にはしておらず、領地内に入り口（衛兵付き）が作られていた。

「今回は中を楽しんでほしくて作った地下迷宮だから、難度は低め。
　中で迷う要素はないし、探索するのも数部屋程度。
　マッピングがなくてもよほどの事がなければ迷わないし、戦闘もない。
　探索の一部要素を達成できなくても『冒険全体としては必ず成功する』はずだよ」

「……あ、でもね。冒険（クエスト）としては１回で終わるんだけど。
　中で時間は結構掛かるし、大抵の場合１泊する事になるから。
　急ぎの時に挑むのはおすすめしないよ。時間がある時に探索してね！」

……とヨゾラが言っていたと、迷宮入り口の衛兵が教えてくれた。
中で必要になるらしい飲食物や寝袋入りのリュックを人数分くれながら。


『小さな館の地下迷宮１～幻影エリア：幻想幻影浮遊島～』

まるで何処かのランドのアトラクションなのではないかと思わせるような看板。
その下にある入り口から、イレギュラーズ達は地下迷宮の中へと入っていくのだった。
緩やかな階段を下りながら思う……幻想幻影浮遊島とは、いったい何なのだろうか？

【迷宮の主より】
試練の攻略法？：
　猫と仲良くなりましょう（にゃあにゃあ会話かテレパシー！）、猫が教えてくれます
謎のヒント：
　モンスターと木の実とお魚とお肉（と卵）
スペシャルヒント：
　浮遊島の名のある非戦があれば……？

※今回は「一部の非戦や種族スキル」で達成・未達の分岐あり。
　難度低めの地下迷宮だからか、戦闘とクエスト失敗パターンはありません。
※注意！
　「シナリオ上～」系アイテムは結果に影響を与えません。ごめんなさい。
　騎乗戦闘持ってワイバーン連れて行っても（地下だと危ないので）飛べないらしい。