鉄帝国北東部に存在する非常に厳しい気候に晒され続ける「ヴィーザル」。
中でも数多くの軍事国家が存在していた。その中でも『連合王国ノーザンキングス』は鉄帝内でも有名である。
しかし鉄帝は敵をあくまでも幻想、及び天義という認識をしておりあまりヴィーザル地方に関わっていなかった。

ヴィーザル地方の領土の一つ「ランドマスター領」
イレギュラーズの一人「オウェード＝ランドマスター」(p3p009184)が領主として営む土地である。
彼は「漁村の略奪集団の掃討」「墓掘りの救出」「クリオネの姿をした魔物討伐」などの功績で認められ、鉄帝から領土経営を任されたのだった。

ローレットの張り紙を見て、ランドマスター領に来たgiven。
ヴィーザル地方とは思えない賑わい方からして、どうやら政務はうまく行っている様だ。
某暗殺令嬢のバルーンをこっそり飛ばしてる辺り、領主の暴走気味な所もあるものの…さておき…
「…fullさんですか？待っていました！」
今回の依頼人は「鹿島 勇三」と名乗る旅人種の青年。彼こそがランドマスターメロンの生産者である。
生産しているメロンも厳しい気候が原因で失敗する可能性も十分にあり、オウェードも最初は不許可だった。
だが、鹿島の信念と説得に負けオウェードは領土の貸し出しの許可を得たのだった…

「ヴィーザル地方は厳しい気候ゆえに食料が得にくく飢餓に苦しむ村もあります。
僕はー、それを少しでも解決したいと思ってこのメロンの栽培を始めました。
でも出来たとは言ってもまだまだ序盤で、賊などによる略奪はまだまだ行われています。
そこでー、飢餓に苦しむ村に食料を運んでいただきたいです！どうでしょうか？」

確かに善行的な依頼であるが、略奪に走る村や飢餓を誤魔化す村もあるだろう。
その事でオウェードや執政官と会議したと思われる。
例えうまく食料を配布したとしても、蟻と巨人の差だ。引き受ける場合、長旅とそう言う覚悟をしないと行けない。

さて…givenの選択は…