PandoraPartyProject

特設イベント

作る月、見る月

●作る月
 中秋の名月という言葉がある程に、秋に行われる月見の月は静かに光を放ちながら美しく空に浮かぶ。
 それに供えるのは、ススキという植物と白くて丸い団子。
 花より団子という言葉があるかの様に、花の騎士シャルロッテがお団子作りの用意をした場所に集まったイレギュラーズに笑みを向けた。
「こんにちは、特異運命座標の皆様方。お団子作りに参加して頂きありがとうございます。主な素材は用意しており、様々な食材をご用意しましたので思う存分にお団子を靴って楽しんでくださいませ」
 と、シャルロッテが言うと木製のドアを開けた。
(ふっふっふ……作る途中でお団子をつまみ食いしちゃお♪)
 綿菓子の様なふわふわの髪を揺らしながらタルト・ティラミーは、沢山用意された食材を見回す。
「せん、ぱーいな、わたしはみん、な、におだーんご、をつくーるのー」
 と、笠鷺 舞香は楽しそうに団子をこねている。
 小さな団子に窪みを作り、その中央に持参した恋の味等の様々な味がするモノを包む。
 どんな味がするのだろうか? と、タルトはそう思いながら自分で作った甘い団子を口に放り込んだ。
「……ん、美味」
 月見という風習は知らないメルト・ノーグマンは、他のイレギュラーズから離れて部屋の隅で作った団子を一つ口に入れた。
 団子と言う食べ物は優秀と思いながら優しい甘味が口の中に広がり、メルトの胃を満たす。
「そうだ、中に色んなもの入れて食べるまで分からないお楽しみ団子作ってみようっと! あんことー、みたらしとー、チョコとー……ハズレの辛ーいソースと」
 ルル・ドロップはシャルロッテに団子作りを教わりながら、ちょっと中心が黒い団子、とろーりと透明な茶色くてあまじょっぱいタレに包まれた団子、カカオの甘い香りがする団子そして真っ赤な団子が並べられた。
「出来上がったらみんなで食べたいなー」
 『……辛いのはイヤだけど』と心の中で言葉を付け足しながらルルは微笑んだ。
「きっとその方がお団子を美味しくいただけます」
 その隣でシャルロッテが力強く頷きながら答えた。
「……むっ。ちょっと団子に焦げ目を付けた方が美味しいからといって、私の蝋燭で炙るでない!?」
 愛らしい少女の方ではなく、動いてないの見れば『部屋のオブジェかな?』と思わず思ってしまう風貌の化霊断 K型 二号の蝋燭で団子を炙っているのは彼のマリオネットだ。
 ゆらゆらと揺れて抗議をするも、マリオネットは淡々と団子の表面に美味しそうな『コゲ』を付ける。
「……団子、ですか。私の故郷にも、同じようなものはありましたが……ここまで白いものは初めてですね……」
 と、一つ目の大きな瞳で心野 真奈子は、雪の様に白い団子を木で作られた専用の器に山の様に積み上げる。
「月見って言やあ、月見団子が必要だろう!」
 眼鏡を窓から入る太陽の光で反射させながらヴァレリア・アルコバレーノは団子の生地を練り、練って、作った事がないイレギュラーズ達に配る。
「俺ちゃん、何かを作るってコトをしたことないんだよね!! 作って美味しいとか才能だよネ! そんな訳で自己啓発~。スキルアップで魅力アップ! 世界が嫉妬する俺ちゃん!」
 と、自身ありげに声を上げる壱花だが、言葉とは裏腹に団子を作るイレギュラーズを穴が開きそうな位に見つめる。
「わたしだって、出来る事をするんだよ」
 不器用な少女・夕凪 こるりは、練ったり丸くするのはダメだが鍋を見たり団子にきな粉をまぶしたりする等の補助をしていた。
 砂時計がさらさらと落ち終えるのを見て立ち上がる。
「この鍋は茹で終わりで、後はタレかきな粉とかでまぶせば完成だね」
 こるりが鍋から茹で上がった団子を掬い、醤油の香ばしいタレと粉になった大豆と砂糖が混ざった甘い香りにお腹を鳴らしながら小さな団子に化粧を施す。
「ダンゴっていうのねぇ。はじめて見る食べ物も多くて面白いわぁ~」
 団子という食べ物が出来上がっていくのを見つめながらスガラムルディ・ダンバース・ランダは感嘆の声を上げた。
「穀物の粉を水やお湯を加えて丸め、蒸したり茹でたりしたのをお団子と言うのですが……他の素材で丸くしたモノも『団子』と呼ぶのです」
 団子をよく知る真奈子は答える。
「若いのに詳しいねぇ」
「はい、私の世界にもありましたので」
 スガラムルディの言葉に真奈子は微笑みながら答えた。
「らんだ様はどうして団子を作りに来たのですか?」
「きっと長くお世話になる世界だもの、こちらの食べ物も作れるようになっておきたいのよぉ」
 真奈子が小さく首を傾げると、スガラムルディは優しい笑みを浮かべながら団子に手を伸ばす。
「それでしたら、私が教えましょう」
「真奈子さん、ありがとうねぇ」
 スガラムルディは真奈子の言葉を聞いてお礼の言葉を口にした。

「お団子作り! ……きっと、味に変化があった方が美味しいと思いますの」
 大きな銀色の瞳をぱちくりさせながらリリル・ラーライルは、小さな掌に丸くした団子を見つめながら考えていた。
「色々と混ぜたりしてみようかしら♪」
 リリルはボウルに入っている団子の粉に調味料、香辛料を瓶が空になるまで豪快に放り込む。
 計った水を注ぎこねるボウルの中身は何とも言い難い否、見せられない物体になっていた。
 団子? まっさかー冗談は止してくれ、なんて言いたくなる様な物体はリリルの手によって丸くされていく。
「すっごい団子が出来た自信がありますの♪」
(……ハッ!? これほどの人数で団子を作るのは、つまり暗殺用の団子でありますな!!)
 モルタ・ウルカヌスがリリルの異様な団子を見て目を見開いた。
 違う、そうじゃない。
 確かに異様な団子だが、食べたら気絶するかもしれないが暗殺は出来ない。
 多分。
「……団子に入れる毒薬はどこにあるのでありましょうか??」
「そ、その様な危険物はありません。料理が苦手な方の団子は見た目は悪くとも味は良いかもしれません」
 モルタの言葉にシャルロッテは少し驚きながらもフォローする。
「あの様な方達でも作れる程です」
 と、シャルロッテは他のイレギュラーズに視線を向けた。
「均等な大きさにちぎって、まるめて、盛り付けて……」
 淡々と団子を生産しているのはナーザ・アーガテラム。
 美しく全て均等に、計算されたピラミッドの様に三角に積み上げられた幾千のも団子は芸術に近い。
「まずは、基本のまん丸団子から」
 李 密使は両手でころころと団子を丸めていた。
 段々と慣れてきたのだろう、たまに三角形の団子も混ざっている。
「どんどん作っていきましょう」
 ただ食べてくれた人が喜んでくれるなら、とその思いだけでナーザは手を休めない。
「まぁ、可愛いお団子ですわ!」
 リリルは密使が作ったシャチの形をした団子を見て、大きな瞳を輝かせながら声を上げた。
「私の半身がシャチなので、それを作ってみたのです」
「素敵、素敵だわ!」
 密使は作ったシャチの形をした団子をあげると、リリルは満面の笑みを向けた。

「お豆腐作りなら任せてくださいっ!!! ……えっ!? 違う!?」
 拳を振り上げながら元気な声を上げる藤原 兔玲乃は『お豆腐屋』で、白い団子がどうやら豆腐に見えた様だ。
「あ、でもでも材料は色々有るんですよね! じゃぁ、豆乳とか混ぜで体に優しいお団子作るです!!」
 と、言うと兔玲乃は団子の粉に豆腐と豆乳入れると慣れた手付きで混ぜる。
「楽しむのは若いのに任せて後方に専念しようかのう」
 サメの頭部にちょこんと眼鏡を乗せた海音寺 潮は、器用な手付きでころころと丸めて白い団子を作った。
 次には楕円形した団子に食紅で目を描き、爪楊枝で細長い耳を付けたらうさ団子の完成。
 彼の手から普通の団子から練り切りの様に美しい金魚の団子を作り上げた。

●見る月
 日は沈み、浜辺に大きな焚火に火が燃え上がる頃。
 イレギュラーズは、用意された毛布と飲み物を手に星で化粧を施された夜空に大きな満月が優しい光を放つ。
 闇色になった海面にも映る星と月は、もうどちらが空か分からなくなってしまう。
「ふん、月を見るのも悪くないな」
『……海中散歩といいこういうのが好きなのか?』
 銀髪の少女『スペルヴィア』の言葉に本体である呪具『サングィス』は問う。
「なんか、問題でもあるのかよ?」
『いや、意外に似合ってるのかもしれないと思ってな』
 呆れた様子でスペルヴィアが問い返すと、サングィスは月の光を浴びながら満月の様な少女の金色の瞳を見つめた。
「シャルロッテさん、望遠鏡を覗いてみてください」
 望遠鏡を調整し終えた星野・エクリプス・健太郎は、星図を片手にシャルロッテを手招きながら呼ぶ。
「星図まで持ってきたのですね。遠くの星が手に届くかと思う程に近くに見えます」
 シャルロッテがそっと覗くと、普段は小さく瞬く星が望遠鏡で見ると一等星と変わらぬ程に輝いていた。
「善きかな善きかな。月を仰ぎ、酒を呷り、夜の冷たき風を浴びる。これぞ風雅という奴であろうや」
 少し離れた位置に座ったロック=アードラーは、酒をお猪口に注ぎ終える頭上に掲げたると酒の中に月が浮かびそれをぐいっとあおる。
「しかしなんだ。ダンゴは腹に溜まるが甘ったるい。嫌いではないが」
 と、三角に積まれた団子に視線を向けるたロックは、先ほどまで甘い団子だと思っていたのだが何故か辛った。

「用意しテ頂いタ飲み物ハ美味しいデス。なんとイう飲み物なのデしょうカ?」
 レクス・ハリードは貰った温かい飲み物を口にすると、配ってくれたシャルロッテに問う。
「甘酒と言って、お酒ではなく米から作られた甘味飲料です」
 と、シャルロッテが丁寧に説明をしていると。
「エンジェル・シャルロッテよ! ムーンがビューティフルであるな!」
 御堂・D・豪斗が声高らかに言いながら月を見上げた。
「ゴッドのワールドにもムーンはあったがこのワールドのムーンもまたよし! ゴッドワールドのフレンズ達は月には緑のトカゲがいると言い伝えていたが……ユーのワールドでは何が住んでいるのかね!? ちなみに、ゴッドワールドではゴッドの別荘もあったぞ!」
 シャルロッテに熱く語る豪斗はゴッドの意味をまだ知らない。
「……海。映る月。素敵。ここ、綺麗……ワタシ、好き。です」
 ガラス流体の体であるン=ヤィン=イヴェは、空に、海に、キラキラ光る月をうっとりとした様子で見つめる。
 知らない食べ物、知らない飲み物にそして、様々な容姿をしたイレギュラーズと共に月を見るのは何時もより綺麗に見えた。
「月の下で飲む酒はさいこぉねぇ~」
 肴が無くともお酒を飲む手が進む祈祷 琴音は楽しそうに声を上げた。

「……いい月だァな。お前、俺がここに来る前の話、聞きてえか?」
 焚火を横目に、離れた岩場に腰を下ろしたオスカー=T=ザックスは月を見上げた。
「聞かせてもらおうか。こんな夜にしか話せない事もあるだろう?」
 と、答えながらクルト=コルト=カレッタはオスカーにビール瓶を渡した。
「わぉーーーん」
 遠くから月に向かって黒井・アルベルード・犬が吠えるのが聞こえた。
「……美しい月が、水面に写って……きらきらしていてとても綺麗!」
 温かいお茶が入っているコップを両手で持ち鳶島 津々流は、金色の瞳を輝かせながら海で揺らめく月と空で輝く月を見ながら声を上げた。
「オレじゃ叩き潰すになっちゃうからミヤビじゃないんだよね」
 と、他のイレギュラーズと笑いながらイグナート・エゴロヴィチ・レスキンは、水面に映る月を斬る話をしていた。
「月見ってのは落ち着いてていいよな、団子も悪くねぇし……ん~、なんも思い出せねぇが、まぁ……いいか」
 白いフード付きの上着を着こんだティバン・イグニスは、浜辺に寝転がり月を見上げながら団子を口に入れた。
 その近くで彫像造り終えたオラボナ=ヒールド=テゴスは、ギフト『怪奇な手先』により『歪んだもの』と成ったモノを空の月と並べて見比べた。
 十字に裂けた口が黄金色に輝き、空の月を嘲笑しているかのように見えた。
「……いいものだね、お月見」
 白い礼服姿のヨゾラ・エアツェール・ヴァッペンは月を眺めながら、今度は団子を作ってみたいと思いながら手にしていた団子を口に入れた。
「月は神秘的とも言われているし、逆に不吉とも言われている。本当はどちらなんだろう? そんなこと、ボクには関係はないのだけど……」
 毛布に身を包み焚火の温かさを感じながらサヤ・ハスミは、眼帯で隠れてない方の黒曜石の様な瞳に月を映しながら呟いた。
「月見っつったら、ススキと、…あとは月見酒だな! ……まあ、オレは飲めねえから甘酒なんだが……ま、大事なのは雰囲気だろ」
 と、言いながらマグナ=レッドシザーズは、浜辺にススキを飾り甘酒が入っているカップに口を付けた。
「月って……こんなに、綺麗だったの……ですね」
 大好きなお茶を口にしながらセルリア フレグランスは昔、無限の荒野に出口を指し示す希望の灯りでもあり、忌々しい教団の追ってから逃げる際には自身の存在を照らし出す、憎き灯りであった月を見上げながら一人で思いに馳せる。

「シャルロッテさんも、普段からこういう景色……世界を見てるんです?」
 月を見つめながらレッド・ミハリル・アストルフォーンはシャルロッテに問う。
「いいえ、世界は広いですから私の足で見れる景色はほんの一握りだけです。もし、世界を見る機会がありましたらその足で見に行って下さい」
 シャルロッテは本体が赤い靴であるレッドに笑みを向けた。
「普段はぁ、あまり意識しないけどぉ、月が綺麗だねぇ」
 浜辺に寛ぐ野生のトド否、トドのディープシーである北斗はつぶらな瞳をぱちくりと瞬いた。
 月の海で泳いでみたい、と思った北斗はお腹を地面の方へ向けると海に向かって駆け出した。
「いやー! すごいねジーニー! お月様があんなにおっきいよ!」
 と、月を指しながらランプに向かってアルハザード=アル=ホセインは言うと。
「残念、かわい子ちゃんとダンスしたかったなぁ……」
 ランプの中から現れた魔人はつまらなそうに答えた。
「もー! 僕は月が見たいの! けーやくなんだから!」
 その言葉を聞いたアルハザードは、頬を膨らませながらランプの魔人に向かって声を上げた。

 あぁ、幸せというモノはこういうモノなのかと、思いながらゴスロリ姿の黒須 桜花は月を見上げた。
「おや、いつの間にか」
 桜花が視線を膝に乗っている小さな少女・楓に視線を向けると、遊び疲れて眠ってしまっていた。
「波打ち際で遊んで、食べて……これから、俺達はどうなるんだろうな」
 オッドアイの瞳に再び月を映しながら呟いた。
「近づけど更に月は遠く。理想とはかくも美しく、残酷なものですね」
 大きなマリンキャップを被り、肩に巻いた毛布を風になびかせながらRemora=Lockhartは月に向かって手を伸ばす。
 ぎゅっと握りしめた手は何を掴んだのだろう?
「甘い月見団子と辛口の酒の相性が抜群でしてなぁ……」
 河津 下呂左衛門は、飾れた月見団子を見つめながら酒を飲む動きをしながら口の端から涎が垂れた。
「おっと、涎が」
 慌てて下呂左衛門は水かきが付いた手で涎を拭う。
「うーん……この世界の月では何が餅ついてんだー?」
 団子作りしていた場所からそっとお団子を取ってきた因幡 京は、自分が居た元の世界では月の模様は『ウサギ』だの『カニ』だのと言われていたがコチラの事はまだ知らない。
 ぱくり、と団子を口にしながら京の瞳には月の模様はどんな風に見えたのだろうか?
「この異邦の地も変わらず月は美しくそう思う人々がここにもいるのなら、この地も我が地とそう変わらぬか」
 と、呟くと星海天 武徳は温かいお茶を啜る。

 1m程の距離を開けて並んで座る2人。
「おォ、あんまり甘くなくてうめぇなコレ……アンタも食えよ、せっかく節のモンなら食わなきゃ損だ」
 スクアーロ=ケトス=グランガチは、貰ったお団子を差し出すと藤・マリア・清華は小さく頷きお団子を口にすると彼女は自然に笑みを浮かべていた。
「海に映る月ってのはいつ見てもいいもんさ。月並みな言葉だけど、そこにあるだけで美しいってのはやっぱり大切なもんだぜ」
 スクアーロがそう言うと。
「……素敵」
 清華は聖骸布に包まれ見えぬ眼を月へと向けて、小さな声で答えた。

「綺麗な月、ね」
 和服に身を包んだ白い狐の秋月・キツネは思わず息をのんだ。
「本当に、な」
 キツネの和服姿に見惚れていた弥狐沢 霧緒は、月に視線を向けるとこくりと頷いた。
 肌寒いと思いながら霧緒が小さく体を震わせると、それに気が付いたキツネはそっと腕に抱き着いた。
 温かい、誰かの温もりはこうも心地よいものなのか、と互いの温もりを感じながら静かに月を見上げる。

『綺麗ね。彼も満足しているみたい』
「ああ、彼女も見惚れている」
 大きな瞳に赤毛の男の子の人形と女の子の人形のレオン・カルラが、宿主である子供の表情を見ながら話す。
『それにしても、月があんなに綺麗で良い気分』
「ははっ。ボクタチを見守ってくれているみたいだね」
 子供が月を見上げてる隣でシャルロッテは、優しく微笑みを浮かべると肩に毛布を掛けた。
『「シャルロッテ、素敵な夜をありがとう」』
 レオンとカルラの2体の人形が声を揃えてお礼の言葉を言った。
「素敵な思い出になって良かったです。私もお誘い頂きありがとうございます」
 秋は瞬く間に過ぎ、冬が来る頃にはイレギュラーズ達はどんな道を、どんな選択を選ぶのだろうか?
 団子を作り終えたイレギュラーズが浜辺に来ると、浜辺は更に賑やかになり楽しそうな笑い声が響く。
 まだ、月見は始まったばかりだ。
 月が沈むまで、月見は続いた。


writing:紅玉

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