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星と竜の指輪

登場人物一覧

ムラデン(p3n000334)
君だけの赤き星
水天宮 妙見子(p3p010644)
僕だけの青空

 名称:星と竜の指輪
 設定:水天宮 妙見子とムラデンの結婚指輪。青と赤のグラデーションは、夜と明けの空を。妙見子のリングの赤石とムラデンのリングの青石は、お互いを。それぞれ思わせませす。

 いわゆる結婚指輪。婚約指輪でもある。
 普段使いを意識しているため、装飾は最小限。リングのデザインは一緒で、妙見子には赤の、ムラデン側には青の石(デザストルで採掘される名もなき宝石のようである)がシンプルに飾られている。

 ……指輪そのものに特筆すべきエピソードは(無論、竜からの贈り物であるので、何らかの魔力は込められているとしても)ないので、ごく普通の結婚指輪。でも、そのごく普通、という所に、少なくともムラデンは価値を見出しているわけである。

 そう、特筆すべきエピソードはない。
 二人で、どんなデザインにするか悩んで。
 ムラデンに引っ張られて、実際に、デザストルで石を採掘するちょっとした冒険をして。
 少しばかり亜竜に追っかけまわされながらもちゃんと帰ってきて。
 不器用な二人が、お互いの石を職人に指導されつつそれらしく加工し。
 ようやく渡せるくらいの綺麗な指輪になって、笑いあった話などは。
 特筆すべきエピソードでもあるまい。
 何故なら、それはこれからも、そしてこれまでもあった、であり。
 あまりにも普通な、二人のにぎやかで大騒ぎの、でも幸せな。
 特筆すべきことではない、ありふれた、当たり前の日常、であるのだから。

 お互いの宝石が別のカラーなのは、お互いをいつでも想えるように。
 いつでもつながっていられるように。
 それはさながら、運命の赤い糸のように、二人を永久に繋げ続けるのだろう。

 辞めるときも健やかなるときも。
 ちょっと喧嘩したときも。
 辛い時も。泣きそうなときも。
 元気な時も、笑っているときも。
 春の暖かな日差しの中でも。
 夏の激しい暑さの中でも。
 秋の涼しい寂しさの中でも。
 冬の厳しい冷たさの中でも。
 常に二人は、愛し合うことを誓ったのであるから。

 これからの二人の物語を語ることは、もうないだろうが、
 それでも、もし彼らの物語が紡がれることがあるならば、
 そこにどんな驚くような冒険があったとしても、
 その最後に記される言葉は、常に同じであるはずである。
 すなわち、

『それから二人は、末永く。
 いつまでもいつまでも、幸せに暮らしましたとさ。
 めでたしめでたし』

 である。

  • 星と竜の指輪完了
  • GM名洗井落雲
  • 種別設定委託
  • 納品日2025年03月23日
  • ・水天宮 妙見子(p3p010644
    ・ムラデン(p3n000334

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