剥製蒐集家SS案

登場人物一覧

●マーレボルジェと巡るシナリオの旅
大変嬉しいご依頼をいただきましたのでシナリオ案を練ってみました。
お気に召すものがありましたら幸いです。


●舞台：多分コバルトレクト
マーレボルジェとルブラットさんを共闘させるとなると、どうしても境界世界がメインになるシナリオが多くなりますが、ご容赦ください。

個人的には二人のバディものが見たい
例えばミステリー＋アクション＋なんか格好良いところ！！
例えば仲良いのか悪いのか分からないけれど、多分仲が良いところ！！
普段とは違う武器を使うとか、普段とは違う服装をするとか、乗り物を使用するとか普段とは違う側面が見られたらいいなぁ。

羊たちの沈黙のように監獄にいるマーレボルジェに逢いに行くルブラットさん。手紙でやりとりして情報を交換する二人なら混沌世界を舞台にできますが、どうせなら隣で歩きたいしどうせなら一緒に戦いたい。
あわよくば二人で歩行杖持って石畳の上を優雅に歩いて迫ってくる姿をカメラに収めたい。

●謎解きするなら
長編を書かせて頂けるなら、二人には殺人事件を解決してほしいなぁと思う今日この頃です。どちらかといえば殺人事件を起こしている側なので、映画版では善性に寄って頂きたいです。
ルブラットさん探偵役　マーレボルジェ助手役
ルブラットさん助手役　マーレボルジェ探偵役
この辺りはシナリオとその場によってポジションが変わると思います。お二人とも知性は高いのでトリックや仕掛けはあっさり溶けそうなのですが、他人の心を慮ることはしないと思いますので犯行動機が分からない方向に進んでしまうかもしれません。そこはそれ。貴族らしさ、ディレッタントポイントを思いきり前面に出して、犯人の心情を無視してしまうのも一興。
ところで当たり前のように推理要素映画要素を入れてしまいましたが、これはもう不治の病なのでご容赦ください。

●医療と解剖と
瀉血＆解体に長けた二人なので、病院や検死系の場面が入っても美味しいなと思いました。見捨てられた重傷の誰かを助けることでヒントを得るルブラットさん。モルグの死体を復元させることでヒントを得るマーレボルジェ。逆でも可。二人で一緒にやっても美味しいですね。
病気や毒も素敵ですが、ダブルメス（二人でスカルペルを持ちキラーンと光らせているところ）を下のアングルから撮影したいです。

●悪友だし面白いし剥製にして手元に置きたい
●ぜったいに面白い死に様を遂げてくれるので看取りたい
そんな二人。
自分がアドリブで書くルブラットさんはブラックユーモアとふんわり女子力高めな描写になりがちで、宗教知識や信仰心に対する熱意が軽いのではないかと毎回反省タイムを繰り広げておりますが、此処は抑えて欲しい、ここはNGという面がありましたら導いて頂けると幸いです。
マーレボルジェの戦闘方法は
・EXFが高い（しなない）
・特殊抵抗が高い（体が剥製だからBS感じない）
・高火力神秘or即死攻撃（中ボスらしさの残滓）です。
さきほどラリーを見返しながら考えました。
気を許していない相手にはハイテンションで絡みますが
気を許した相手にはローテンションで応対。
それが剥製クオリティ。

A案　映画ver（映画の特別編っぽい雰囲気）
1.いつものようにお茶会していたら突然変な場所に切り替わって突如何者かに襲われて戸惑うorキレる二人。
2.ルブラットさん狙いの何者かに囚われているのだが
誰かにからかわれているのだと勘違いした二人は品位ある暴力と言う物理攻撃で殺人事件や敵の罠を破壊していく

世界からの脱出という名のもとにストレス解消のため色んなものをスラッシャーしていく世界線。
スパイス程度に殺人事件とか、容疑者として追われるとか、ガジェットを駆使して逃げるとか、そういった完全娯楽に振ったシナリオです。

本当はルブラットさんを欲しがっている敵の心象世界に囚われている結構マズイ状況だけれど、二人とも暫くは気づかない。
ルブラットさんは賢いので気がついていそうだけどマーレボルジェが久しぶりに外に出て楽しそうだから言わなかったとか、そういう優しい着地。

世界のイメージとしては切り裂きジャックやシャーロック・ホームズ。ギャグ、アクション、ちょっとしたホラー。
心象世界のため荒唐無稽なトリックと奇抜な犯人（例えば悪魔など）を採用する可能性があり。

A’案　小説ver（地の文多め）
1.普段と違う場所に突然召喚までは同じ流れ。

2.自分と瓜二つの存在が幸せそうに暮らしているIF世界。キレても良いし、嫌悪感にのたうちまわってもいいし、自分とは関係ないし帰る方法を探すか、みたいなマイペースな感じでも良し。
3.そんなほのぼの時空で殺人が起こり、二人が容疑者にされて追いかけまわされるパターン。敵がルブラットさん狙いなのは同じ。

此方は王道の謎解き、自分とは何かという心情交流を主軸にしたシナリオです。

Ａ案の舞台に関しては
博物館、美術館、牢獄、教会、墓地、病院
薬草園（植物園）、万博、移動遊園地

Ａ´案は選択に
客船、森、深海、幽霊屋敷、城、蝋人形館、雪に閉ざされた山荘を追加

シナリオ同士を混ぜることも出来ますし、気になる単語と行動方針を選択してのお任せでも構いません。
以上、楽しみながらお届けいたしました。
どうぞご縁がありましたら、よろしくお願い致します。

おまけSS『没案』

B案　コバルトレクト崩壊系シナリオ
1.コバルトレクトに異変がおきているのを察知したルブラットさんが世界崩壊を阻止するシナリオ。
　調査探索がメイン。
２.敵は新神とか天使と呼ばれているもの。正体はコンピューターでコバルトレクトの生き物の魂を電子化して取り込んでいる。
ルブラットさんたちのいる場所は星の消耗が特に進んでいるのでコバルトレクトの生き物を機械化してコスト削減しようと思ってやった。
蒐集家たちは地上から追われた旧神。

神話体系と幽霊機械で殴り合っている所に第三勢力として殴り込みをかける話となるのでストーリーラインが煩雑なことと、設定開示で文字数の尺を摂りたくないなぁという側面から、B案は現実的じゃないのかなとも思いました

その他
・蒐集家に異変が起きるのを解決するシナリオ
・迷いの森にてメルヘンアクション
・閉ざされた洋館で愉しい探索
・終末旅行（ラリーっぽく各地を巡る観光）
・更生旅行（困っている人を救う行脚）
・芸術点の高いわらしべ長者