SS詳細
現 愚志。或いは、Adjustmentの体現者…。
登場人物一覧
名前:現 愚志(うつつ おろかし)
一人称:私、我
二人称:貴方、君、お主
口調:~だわ、~よ、~である、~だぞ
特徴:意思が強い、独善的、暴力的、行動的
設定:
金の長髪に褐色の肌、赤い瞳、長身でモデル体型。
基本的には女性的で大人しい性質をしているが、感情が昂ると酷く好戦的になる性格。日頃、平時の彼女を乙女や淑女であるとするならば、激高時の彼女はまるで獅子のようである。
そうなった場合の彼女は決して止まらない。彼女を怒らせた対象が目の前から消えるまで、或いは、原型を失うまで、彼女は暴れ続ける。
普段の彼女は、非常に冷静で理知的、窓際で小鳥と戯れ、本を読むことを好む大人しい性格であるのに対し、激高時の彼女は極度に暴力的かつ倫理観が著しく欠如している。脳の中にブレーキというものが存在していないのだろう。
そして、彼女は自分が暴れていた間のことを、一切合切、記憶していない。暴れている間と、平時とでは、全く別の人格であるのだと彼女を診察した医師はそう言っていた。
また、医師の話によれば、彼女の暴力的な人格は「激高する」ことの他にも、彼女が何事かに対し「絶対に達成したい」、「必ず成し遂げたい」と感じた際にも表出する。
愚志には記憶がなく、現在はギルド『ルースト・ラグナロク』の近所で暮らしている。なぜだか、その近辺で暮らすことが彼女にとって「正しいこと」であるかのように思えてならないからである。
『ルースト・ラグナロク』の手伝いをしたり、勝手に食糧を漁ったり、時々だがイレギュラーズの仕事を「情報提供者」として手伝うなどして生活しており、失った記憶を積極的に取り戻そうとする様子は見られない。そもそも、自身の喪失した記憶に関して、彼女はあまり興味関心が無さそうだ。
しかし、どうにも夢野 幸潮(p3p010573)のことが気にかかるし、夢野 幸潮と会話することを楽しいと感じる。そういった事情もあり、愚志は『ルースト・ラグナロク』からあまり遠くへ離れようとしないらしい。
"意思生命体"の一種、夢野 幸潮が混沌に顕現した後に『Ne-World』にて誕生した、いわば「夢野 幸潮の残滓」とも呼ぶべき存在である。その後、彼女自身も幸潮の後を追うように混沌に召喚された。つまり、正しくは「記憶を喪失した」のではなく「そもそも記憶を有していない」。
もっとも、当人にせよ幸潮にせよ、その事実に全く気が付いていないわけだが……。