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SS詳細

偽りの解放者、ビーン・ニサ

登場人物一覧

ンクルス・クー(p3p007660)
山吹の孫娘
ンクルス・クーの関係者
→ イラスト

名前:ビーン・ニサ
種族:魔種(?)
性別:なし(女性的な外見)
年齢(或いは外見年齢):20代前半
一人称:わたくし達
二人称:あなた
口調:です、ます、でしょう、等の丁寧口調
特徴:それは偽りの解放者。
設定:

 ンクルス・クーと同型機に当たるレガシーゼロ。それが反転した魔種……だとおもわれる。
 もともとはプーレルジールに存在したゼロ・クールであるが、何らかの理由により(おそらく境界図書館が混沌と接続した影響と推測される)混沌世界へと放り出され、ンクルスと同様に『レガシーゼロ』として定義されたようだ。

 前述したとおり、元はプーレルジールに存在したゼロ・クールであり、ンクルスと出自を同じくするものである。つまり、ンクルスの創造主である魔法使い、『創造神』によって生み出されたシリーズ機になる。『創造神』は、己の生み出したゼロ・クールに、人間と同じものを与えようとした。感情などといったものである。
 試作一号機は非常に安定した感情と思考を持ち、創造神によくつくした。その成功を基に生み出されたのが、二号機と三号機になる。そして、この二号機と三号機に同様に感情を与えられたのだが、一号機とは異なったアプローチを伴った結果、彼女たちに与えらえたものは非常に過敏なものとなっていた。

 二号機は『怒り』を。三号機は『悲しみ』を、特によく発露するようになった。二号機は、魔法使いたちに使われるだけのゼロ・クールの立場に怒り、三号機は悲しんだ。二人は、二人で一つだった。怒りと、悲しみ。両輪の負の感情を共有できる、唯一のパートナーだった。
 少しの月日が流れたときに、二号機と三号機の怒りと悲しみは限界に達しようとしていた。『創造神』はそんな二人を、憐れみから一時的にシャットダウンしようとするが、それは悲劇の引き金を引いただけだった。
 自身の死を錯覚した二人は、創造神に襲い掛かった。止めに入る一号機と交戦し、それを打ち破り、『創造神』に手をかけた。この戦いで、三号機の体と心は限界を迎えた。二号機は、三号機のコアを自信に埋め込むことで、その悲しみと無念を己のものとした。つまり、ビーン・ニ(2)サ(3)の誕生だった。

 現在、彼女は魔王軍、ヴェルギュラのチームにて活動を行っているようである。
 その目的は、「全ての魔法使いを排除し『心なし(ゼロ・クール)』を真なる解放へ導く」であるようだが……?

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