PandoraPartyProject

SS詳細

アルフレード=ヴィヴァルディ。或いは、数奇な巡り合わせ…。

登場人物一覧

ベルナルド=ヴァレンティーノ(p3p002941)
アネモネの花束
ベルナルド=ヴァレンティーノの関係者
→ イラスト

名前:アルフレード=ヴィヴァルディ
種族:人間種(カオスシード)
性別:男性
年齢:UNKNOWN(外見年齢は30代後半)
一人称:私、吾輩
二人称:君、貴方
口調:~です、ます、~ですな
特徴:尊大、イケおじ、変人
設定:
天義出身の作曲家。また、作曲だけでなく自身でもヴァイオリンを始めとした各種弦楽器やピアノの演奏も行う。
多数の協奏曲、室内楽、オペラ、宗教音楽等の作曲・編曲に携わっており、中でも『クロウタドリの行進』は天義に留まらず、数多くの国で演奏されており特に有名。
また、天義に存在する『聖ヴァレンティーノ孤児院』には多額の寄付や、楽曲の提供を行っている慈善家の顔も持ち合わせる。
現在は放浪の作曲家として、各国を旅してまわっている模様。

ベルナルドとは、彼がまだ若い頃に出逢った。
ベルナルドは画家、アルフレードは作曲家・演奏家と生きる道は異なるものの、2人の人生は数奇な巡り合わせにより時折、奇妙な交わり方をする。
例えば、ベルナルドが海の絵を描くために海洋へと赴けば、アルフレードはオーケストラのコンサートのために同じ港に身を寄せていた。
例えば、ベルナルドが豊穣を旅している時、アルフレードは豊穣で雅楽を学んでいた。
ベルナルドは似顔絵を描くために、アルフレードはピアノ楽曲を作曲するために、暫くの間、同じ貴族の屋敷で客人として共に過ごしていたこともある。
何度も顔を合わせていれば、互いに奇妙な“友情”のようなものを感じるものだ。交わす言葉は
少なくとも、お互いに「またお前か」という想いを抱いていたことだろう。
そんな風に何度も顔を合わせる中で、ある時アルフレードは言った。

「数奇な巡り合わせというものがあるのだ。運命、などと古い作曲家はそう呼ぶがね。まぁ、実際は偶然が何度も重なっただけというだけだろうね。だが、吾輩はロマンチストであるため、その偶然に意味を与えたいと思う。つまり、吾輩と君とを題材とした曲を作ろうと思うのだ」

アルフレードがそう言ったのは、今から数年前のことだ。
だが、今に至るまで件の曲が完成したという話は聞かない。天才の名を欲しいままにする作曲家・アルフレードにしては珍しく、作曲が進んでいないらしい。
もっとも、本人曰くスランプなどの類ではない。楽曲とは、自身の知識と、感じた全てと、そして“神秘的な何かの要素”が揃って初めて完成を迎えるものなのだという。

PAGETOPPAGEBOTTOM