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幻想に沢山居そうでそうでもないおじ

登場人物一覧

志屍 志(p3p000416)
天下無双のくノ一
志屍 志の関係者
→ イラスト

名前:セザール・バルテレミ
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):53
一人称:私
二人称:君、~くん、~様、~卿
口調:~だ、~だな、~だろう?(目上には敬語)
特徴:貴族主義、けち、商才がある、恰幅がいい、憎めない所がある
設定:
 バルテレミ男爵家はレガド・イルシオンの由緒正しい貴族の家……と言いたい所だが、実はそうでもない。
 勇者王アイオンに繋がる血筋や伝統が強烈に意識され、重視される幻想において男爵家はかなり特殊であり、貴族としての『格』は正直高くはない。
 元々四代前のエミリオが類稀なる商才を発揮し、没落貴族バルテレミの『名跡』をその経済力で買い取ったというのが実情である。
 つまり、非常に経済的に困窮していたバルレレミの令嬢をエミリオが口説き落とした事から『復活』した家という訳である。
 そんな訳で、バルテレミ家の政治力は高くはなく、幻想貴族界においては余り存在感がある訳ではない。
 しかしながら商人らしく機を見て敏なる現当主セザールはフィッツバルディ家に多額の献金を行う事でポジションを得つつあったのだった。
 ……そんなこんなで繰り返した政治工作が漸く実りそうな所で勃発した『双竜宝冠』事件については非常に渋面を浮かべている。バルテレミがまあそれなりのポジションを固めるにはレイガルテ(ないしはフィッツバルディ家)の安定が必要不可欠であり、その為に非常な『けち』であるセザールは大金を投じたのだから理由等言うまでもない。
 そんなセザールの人柄に目を向ければ、『決して善良ではないが悪辣と呼ぶには随分足りない』位が丁度いいだろうか。
(成り上がりとはいえ)幻想らしい貴族主義を身にまとってはいるものの、それを上手く着こなしているとは言い難い。
 口では庶民を下に見るが、案外お人よしで抜けた所もあり。
 成金の悪趣味を全開にしているが、女遊びも(そして誰かへの搾取も)せず、身辺周りは身綺麗なもの。
 商売が得意で金勘定も大好き。その上酷いけち。しかし、使用人が泣きついてきた際には金銭を貸し付けた上、『帳簿を紛失する事件を起こす』等、産まれながらに尊き連中に比べると手緩く、何処か借り物の印象が否めない所がある。
 そういった所もあってか、家人や周囲の人々は案外彼を嫌っていないのだが、本人は「甘く見られている」と不満なようである。
 尚、芸術を好むが遊楽伯爵等と違って、それを見る目は無いようだ。

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