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SS詳細

『イイタニ料理店』

登場人物一覧

リリアム・エンドリッジ(p3p010924)
記憶なき竜人
リリアム・エンドリッジの関係者
→ イラスト

名前:アジミ・イイタニ
種族:旅人
性別:男性
年齢:26歳
一人称:私
二人称:あなた、~さん
口調:です、ます、でしょうか?
特徴:身長160cm、両親共に旅人で旅人二世。実家は再現性東京202Xの希望ヶ浜に存在する
設定:
 幻想王国のラドクリフ通り沿いに店舗を構えるイイタニ料理店の若き店主。『飯谷・味美』が本名だが、アジミと名乗る機会の方が多い。
 店舗はそれ程大きくはなく、小料理店といった佇まいである。「早い・安い・不味い」と評価されるが何故か潰れないことで知られているそうだ。
 元々は再現性東京の希望ヶ浜出身であり、希望ヶ浜駅前ビルに店舗を構える『飯谷料理店』の一人息子。そちらの評判は上々であり、アジミは特に絶品デミオムライスこそ至高であると認識している。
 かと言っても都市国家の中で更には狭い再現性東京内でしか両親の料理の味は知られていない。希望ヶ浜とは特異な環境であるためアジミはどうすれば両親の味を混沌全土に広げられるのかと考えた。
 両親の反対を押し切って両親から学んだ料理の味を携えて幻想王国に単身赴き、店舗を構えることに決めた。
 ……ちなみに、アジミの料理は何でも作れる上に見た目も綺麗だが何故か味が伴わない。両親も強制を試みたが、失敗している。
 まだ近くで修行しなさいと口にする両親に「これも修行ですから」と押し切って店を開いたが良いが、やはり「不味い」事には変わりなく、何れだけ創意工夫をこらしても改善しない。

 それでも店が潰れないのはアジミ個人にファンがいるからだ。誰にでも丁寧に接し心優しい為、男女問わず彼に好印象を抱く者は少なくない。
 彼が世界から賜ったギフトは彼の雰囲気を和らげ、なんでも許したくなるような雰囲気をだす事なのだ。
 不味いにも関わらず店内は何時だって陽気な空気に包まれ、(味は最悪だが)居心地が良い場所であると誰もが口にする。
 リリアムも常連客の一人である。安く、早く、いっぱい料理を食べられる時点でリリアムにとっては良い店である。
 客の誰もが不味いとは言うが美味しそうに食事をするリリアムは上客であり、アジミにとってはリリアムの意志はさて置いても心の友という認識が強いのだそうだ。
 今日も、扉を開けば彼は「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と朗らかな笑みで迎え入れてくれることだろう。

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