PandoraPartyProject

SS詳細

PC分析表・赤白バージョン〜p3p007105〜

登場人物一覧

冬越 弾正(p3p007105)
終音

●基礎データ
 ローレット識別番号:p3p007105
 名前:冬越 弾正
 種族:グリムアザース
 性別:男
 特徴:「音」の因子を持つ精霊種 大切な人がいる

●ビッグデータ
 後述の燦々煌々論考へ変える。

●コソコソ裏話

 アーマデルの世話は俺に任せろー(バリバリ)。

 弾正さんといえばアーマデルさん、アーマデルさんといえば弾正さんってくらいに仲がいいおふたり。ようやく進展したようで、おめでとうございます! さあPPPもラストスパート、どんどん因縁つくっていこねー(優先を用意しながら)。
 弾正さんといえば、これは非常に個人的なイメージなんですけど、熱くて責任感あってまじめでいっしょうけんめいで、ちょっとぬけてる、そこがいい、そこのギャップがね、たまらんのですよ。
 初めてお会いしたのは「そして誰かが居なくなった」でしたね。子供を殺めるという極限状態において、慟哭しながらのプレイングは胸を打つものがありました。この頃は恋しい人の亡霊を追っているのかなと思っていたので、アーマデルさんとタッグを組んだ時は正直言って驚きました。そこからハムレスとトリーシャちゃんを執念で追い詰めていきましたね。イーゼラー教徒として前を向くようになってからの怒涛のプレイング、お見事でした。天(抽選運)も味方しますって、うん。
 そのあとは全力で戦闘へ取り組みつつも、イベシナなどで、すきあらばいちゃつく弾正さんを見せていただきました。尊い! 素晴らしきかなGM業! 一方、裏では弟さんがお亡くなりになられたりと、たいへんな思いをなさったようですね。一時はどうなることかと見守っておりましたが、いまは悲しみを強さに変えて歩みだしたご様子。今後もGMとして見守らせてください。
 弾正さんのプレイングですが、因縁の作り方がたいへんお上手でいらっしゃいます。
 こちらが用意したエネミーを、全身全霊をかけて殴りに来てくださる。これはGMからすると、ひっじょーにポイント高いんですよ。それだけシナリオへ真剣に取り組んでくださっているということですから。となるとね、やっぱこっちも応えたくなりまして、もちろんGMですから公平公正にマスタリングしますけれど、ハムレス戦のトドメはもうこれでいくしかないってくらいの熱いプレでしたね。
 そして同じように絆をつむぐのもお上手、忘れちゃいけない、ベネラー君。魔銃『赤奏プライド』やピンナップをどうもありがとうございます。ベネラー君のお話、ちょっとずつ進んでいきますので、ぜひ遊びにいらしてください。いろんな分岐やエンディングをご用意しておりますので、楽しみにしていただけますと光栄です。ベネラー君の方も弾正さんへ特別な思いを抱いているようです。
 彼、通常シナリオでは悪依頼担当なんですが、そんな彼を正面からまっすぐに心配してくれてるのって、弾正さんくらいじゃないでしょうか。なんでベネラー君が悪依頼担当なのかは、リリコと差別化するためというのが大きいのですが、リリコでは困ってしまってさばけない事態にも彼なら対応してくれそうだなあ、と思ってまして。そんな彼のやさしさ、強さは、けして彼を幸福にしてはいないという、悲しいね。あとはね、個人的に少年ってダークなものと親和性が高いと思っているのでね。リリコは夜属性で、ベネラー君は闇属性ですね。血のように赤い髪や瞳は、実際に血の匂いがする悪依頼と相性がいいんですよね。でも彼なりにいっしょうけんめい彼なりのハッピーエンドへ向かっていこうとしていますので、どうぞ「俺を頼れ!」してくださいね。
 さて、弾正さんのこれらの依頼結果や雰囲気、判断は、プレイングの根本にある、まじめさや天性の楽観論、人との絆を大切にする義理堅さや面倒見の良さが影響しているのではないかと思われます。つまり、あなた、とってもいいひとね! あなたへたくさん、いいことありますように!

 このイメージや分析があっているかは、後日の課題とさせてください。またのご利用をお待ちしております。

●総評
 みどりのママみ感知がゆんゆん言うくらいの懐の深さ、そこへたくさんのものを抱えていらっしゃるものも、けしてくじけることなく歩んでいく弾正さん。アーマデルさんと紡いだ絆の深さがPPP終盤へいろどりを添えています。これから襲い来る数々の苦難を、ぜひ二人三脚と熱い闘志で乗り越えていってください。

  • PC分析表・赤白バージョン〜p3p007105〜完了
  • GM名赤白みどり
  • 種別SS
  • 納品日2023年06月18日
  • ・冬越 弾正(p3p007105
    ※ おまけSS『「燦々煌々」論考』付き

おまけSS『「燦々煌々」論考』

がなりたてるよな歌は 夜空 掻き消えることなく
(Aで始まる歌いだしは声も伸びやすいため、インパクトが強い、音の精霊種としての気概と誇りを感じさせる)
闇夜の中 黒と赤は 光となり 結ばれていく
(陰惨ともいえるイーゼラー教にあって、なお強く輝く魂を表すかのよう)
冷たい風 切り裂くよな 叫ぶ声を その身に受け続け
(逆境にも耐え抜く意思を得たことを表すが、その逆境は途切れることがないとも取れる)
大切だと思ったそれを 果たしていくと決めたのならば 今歩むべき世界を決めて 永遠を知れ 哀れな魂(たま)よ
(切り捨てた世界線があることを自覚している。若干の未練、それを振り払うかのような凶暴なメロディ)

紅蓮なる歌よ 刃 研がれるよう 心(しん)に声に 蜘蛛糸を垂らすような 慈悲など与えるはずもない
(サビ。「はずもない」の発音が強く明瞭、「蜘蛛の糸」は有名な仏教説話である、BGMの琴の音も含め、豊穣へ移住した弾正とのその一族をほのめかしてもいるフレーズ)
風に音 響くような 平蜘蛛よ 爆ぜて叫べ その熱を帯びた血潮 赤黒く脈を打つのなら
(愛武器平蜘蛛に触れるくだり、赤と黒は弾正のイメージカラー、同時に「血潮」からもわかるとおり血肉の暗喩でもある)
がなりたてるよな歌は 夜空 掻き消えることなく
(「がなりたてる」再出。夜空は宇宙の色。「どんなに叫んでも孤独は払えない」という強い諦念も感じさせ、哀愁が漂う)

声嗄れても 歌え叫べ 世界の全て 従えるまで
(「世界の全て」とあるが、ここにおいては弾正の内面世界であろう。自分でもどうしようもない感情や経験をいまだ処理しきれない未熟な自分へのいらだちを感じる)
虚ろなりし 器ならば 突き刺せばいい そのひび割れた日々
(虚ろなりし器、弾正本人のことと思われる。全体的にからっぽの自分が強調されている)
傾いだ大地踏みしめて ギリギリの境界を生きてく 絶唱の先にある最涯てを そこにある何かを今掴む
(「傾いだ大地」「ギリギリ」と、メンタル危機が肉体にも及んでいる描写が入っている「今掴む」でかすかな希望が提示されているが、あまりに儚い)

無我夢中 走れ闇に 研がれるよう 暗に愚に 蜘蛛糸を垂らすような 慈悲など与えるはずもない
(サビ、疾走感が強くなる。「暗に愚に」は敵対者を表すフレーズと思われるが、これまでのいたいたしい歌詞から、暗愚は自分自身だとも自嘲しているようにもとれる)
空に火を 響くような 平蜘蛛よ 爆ぜて叫べ その熱を帯びた血潮 赤黒く脈を打つのなら
(平蜘蛛再出、「空に火を」が、ハムレス撃破のワンシーンを思わせる)
飾り立てた世界ごと すべて 跪き 乞うがいい
(誰へ対しての「乞うがいい」なのか、主語が不明瞭、敵対者であるのかあるいは話者であるのか、このあたりから不気味さ、悲壮さが強調され始める)
空虚な世界を蹴散らすように 燃やせばいいんだ
(「蹴散らす」「燃やせばいい」と破滅思考が提示される、理論の短絡性を指摘するのは簡単だが、そうせざるをえないほど追い詰められた心理状態とも取れる)
がなりたてるよな歌は 夜空 掻き消えることなく
(「がなりたてる」以降再出。「夜空」は「空虚な世界」の再来だろうか)

爆ぜて 消える 燦々 燃えて 赤く 煌々 叫べ 涯てる迄 平蜘蛛 爆ぜて 消える 燦々 燃えて 赤く 煌々 叫べ 最後まで 足掻けよ
(大サビ、生成、消滅のモチーフが交互に出現。「足掻けよ」とあるがやけっぱちな響きをも感じさせる。現状への深い苦悩が感じられる)

(爆発音)
(平蜘蛛の爆発音か、どこか不吉な響きを持つ。エコーがこの先の苦難を思わせる)

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