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其は天義の影に、信仰に生きる者

登場人物一覧

ルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)
月夜の蒼
ルーキス・グリムゲルデの関係者
→ イラスト

名前:クアイラ
種族:獣種(?)
性別:女性
年齢:UNKNOWN
一人称:此方
二人称:貴方
口調:です、ます、ですか?
特徴:スタイルが良い ケモ耳 覆面
設定:
 常に顔を隠しており、表情を窺えない底知れぬ人物。
 頭頂部のモフふわとしたケモ耳が特徴的な一方、尻尾のような形跡が見られない。
 かと思えば、ブーツを履いている脚はその形状から蹄のようにも見える、と。
 一応、獣種を思わせてくるものの、確証が得られていない。
 その理由は覆面と、携える大太刀に起因する。
 どう見ても機械的な細工が施された太刀は天義の一般的技術水準からは生まれえぬもの。
 どちらかというと、練達のそれを思わせるだろう。
 唯一言えば、肉体的な丸みから女性であろうことは確実視されている。
 その正体があまりにも不透明な理由は、彼女の職業に起因する。

 クアイラは天義の懲罰執行者を務めており、その仕事は確実にして峻烈、流麗にして苛烈と評される。
 ここでいう懲罰執行者とはいわゆる異端審問官よりも暗部が多く、かつ『仕事が早い』存在である。
 異端かどうか、不正義か否かの裁量などさておいて、速やかな断罪を果たす暗殺機構であるという。
 聖騎士ではないが聖騎士の黒衣にも似た衣装を身に纏うのも、不正義が齎す穢れから身を守るためである。

 不正義とあらば即断即決で動かねばならないその職業柄、彼女のような懲罰執行者は『過去を捨てる』。
 それまでの来歴は懲罰執行者となることを受け入れた時点で意味をなさない。
 何故ならば、彼女達は既に死んでいるからだ。
 もちろん生死の話ではなく、来歴的な話ではあるが。

 自らの命を信仰に捧げい、最早人ではないと顔を奪い。
 それでもクアイラは、彼女のような者達は戦い続ける。
 その生涯を以って信仰が正しいことを証明するために。

 現在、クアイラはある一族の生き残りを監視している。
 天文学、占星術を専門分野として、過去には宮廷占星術師も輩出したパーパゼット家の生き残りだ。
 幼少故に助命されたパーパゼットの生き残りカニュラが密教『ウーティス』に預けられたことで、警戒しているのだ。
 彼女が――というより、あのサマエルが何をするつもりで彼女を庇護下に置いているのか。
 その目的が不正義ならば、即座に断罪を為すために。

 脅威的な神速の大太刀を操り、高度な空間把握能力を持つ。その射程、反応速度、命中精度は恐るべきと呼ぶほかない。

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