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レイチェル・バーナーの肖像
登場人物一覧
- 武器商人の関係者
→ イラスト
名前:レイチェル・バーナー
種族:魔種(色欲)
性別:女
年齢(或いは外見年齢):70代に見える
一人称:わたくし
二人称:あなた (年下へ)弟妹 (年上へ)兄上姉上 (同年代へ)兄弟姉妹 イザベラのみ呼び捨て
口調:~です ~ます ~でしょうか? / (イザベラへ)~の ~よ ~かしら ~でしょう?
特徴:高齢 深い哀惜 苦労人 包容力 シスター風 絶望の味を知っている 敬虔な信者だった 逃避 共依存 趣味は昼寝 さみしがりや
設定:
「レイモンド、自殺もほどほどに。わたくしは横になります。お好きになさい」
元は幻想貴族のお嬢様であり、信仰心にあふれた無私の人であった。
いまや「森の洋館」の本来の主、レイモンド・パムゴラスが惚れこんだ女であり、魔種である。
若い頃は幻想の名もなき孤児院の院長をしていた。
そこで巡り合ったのちの孤児院院長イザベラの、いつも笑顔で、喜怒哀楽を分かちあう姿勢に共感。長じた後、レイチェルの母校となる修道院へ入ったイザベラと、姉妹の契りを交わした。
その頃は、敬虔なシスターであり慈善活動へも積極的だった。私財を投じて貧困層を助けようともがいていたが、いつしか怠惰で無知な市井の人々へ失望し、反転。自分なら人々を救う救国の聖女となれると、どこかで考えていたフシがある。傲慢でもある彼女が、なぜ色欲へ落ちたかは、やはりイザベラへの執着であろう。
姉妹の契りを交わしたイザベラのことを、「黒き聖女」と呼び、大事にしていた。今も彼女の反転を心待ちにしている。
魔種にしては珍しく、包容力に溢れ、優しく、仲間思いでありつつも、炎のごとく前進するタフネスも持ち合わせる。ふだんはおとなしくしく慎み深いが、一度こうと決めたらゆずらない頑固な性格。
どんな相手であれ、まずは受け入れ、対話するという姿勢を取る。相手が筋が通っていると感じれば、引くという潔さも持つ。
しかしその性根は魔種であり、どこかしら「聞いてやっている」「引いてやっている」といった態度が感じられるため、彼女と相対すれば、不愉快な思いをすることもあるだろう。
「……だまりなさい、レイモンド。これは、わたくしとイザベラの会話です。あなたが入り込む余地などない」
リリコを敵視しているが、それがなぜかは現時点では不明である。
「なぜ、その子を手元へ置き、愛を注いでいるのかしら。イザベラ。わたくしはあれほど、止めたでしょうに……」