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笑顔の裏の雫
登場人物一覧
- ニルの関係者
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名前:フェネリー・エセルバート
種族:人間種
性別:男性
年齢:31歳(セオドリックと同年)
一人称:僕、私
二人称:君、~さん、セオドリック、ジャレッド、ティナリスちゃん
口調:だね、かな、かもね、かい?
特徴:白に近い銀髪と赤い瞳。優しげな表情を浮かべる男性。
設定:
天義貴族グランヴィル家の傍流、エセルバート家の子息でティナリスの叔父セオドリックの友人。
セオドリックやティナリスと遠い血縁関係にあり、特にセオドリックとはよく兄弟と間違われる。
苦労性のセオドリックは年齢より年上に見える為、フェネリーが弟と思われるのだ。
エセルバートに家に養子として迎えられたジャレッドは生まれた月が遅いのでフェネリーの方が兄になる。
基本的にジャレッドと行動を共にしている。
エセルバート家はグランヴィル家の暗部を担う。
グランヴィルを守るため諜報や情報操作、時には暗殺なども行うのがエセルバートの役目である。
その事実はグランヴィル家当主以外には秘匿されるため、セオドリックが知ったのも当主を継いだあとだった。
フェネリーの柔らかな微笑みの裏に隠された真実にセオドリックは苦悩しただろう。
セオドリックが貴族の集まりに出席する時は必ずついていく。
いざとなればその身を使ってグランヴィル当主(セオドリック)を生かす為だ。
幼い頃からエセルバートの役目に従って生きている男である。
作り物の笑顔を張り付けて、当主の弟であるセオドリックの影に潜み存在を薄くする。
自分が囮になり、ジャレッドが暗殺を行う事もあった。
本来は優しい性格であり、笑顔の裏で涙を流すタイプである。
だからだろうか。嘘に塗れた自分の自我が失われてしまうような幻覚に悩まされている。
そんな時にいつも支えてくれるのがジャレッドだ。
ジャレッドの前でなら、少しだけ泣くことができる。