SS詳細
モリアーティの設定+武器商人に対する設定
登場人物一覧
名前:モリアーティ
一人称:私
二人称:君、武器商人に対しても現時点では「君」
口調:~だ、~だね、~だよ
特徴:イケメン紳士なアラフィフ
設定:
空想が実在化する世界出身の旅人。
本能として、『世界を終わらせること』を本質とする。
これはモリアーティがモリアーティとして存在し続けるために必要な物であり無くなることは無い。
もし無くなれば、それは最早モリアーティではないだろう。
世界を終わらせる手段として、細胞をモデルとした自己増殖する犯罪組織を作り上げた。
これは本人が死亡、あるいは混沌世界から消失したあとでも、自分の代わりが発生する様にするためでもある。
目論みは成功し、現在は次の目論みである、『元の世界への帰還』を目指し活動している。
その一環として、イレギュラーズとの協力関係を結べるように立ち回っているようだ。
協力関係は個人のみならず、ギルドなども想定している。
その内のひとつ、サヨナキドリとは縁があれば協力関係を結びたいと思っているようだ。
これは、混沌世界の各地に支店を持っているため、協力関係を結べれば有益であると思っているため。
協力関係を結ぶとしたら、あくまでも対等の立場として縁を結ぶだろう。
互いの利が出るように、「お互い利用し合おう」ということらしい。
サヨナキドリとの協力関係を見据え、ギルドの構成員、とりわけ首領とみなしている武器商人に対しては一目置くところがあるようだ。
それはサヨナキドリの首領という立場に対してのものであるが、武器商人という『個人』に対しても、モリアーティは思う所があるようだ。
モリアーティの武器商人に対する感想は、「まぁ、そういうこともあるだろう」である。
曰く、「愛を知るモノはバケモノでは無く、恐るべき怪物に成り得る者だ。理解し得ないことが理解への第一歩ということもある。なんであれ、それはそういうもの。それだけのことさ」と、煙に巻くような評価をしている。「元の世界には空想の数だけ『イロイロ』いたし慣れてるよ」とも言っている。
関わるとしたら、他の誰かと変わらず、武器商人が『ナニモノ』であるかではなく、何をして来たかで関わり方を変えてくるだろう。
おまけSS『秘匿情報』
モリアーティの記憶は弄られている。
本人は、精神崩壊を起こさないように記憶の整理をさせた、と思っている。
だが、それ自体が偽りの記憶である。
記憶に干渉する魔種と、三文芝居と自称する旅人によって。
混沌世界に転移直後、低レベル状態の時に抵抗虚しく捕まり、記憶を操作された。
記憶を弄られる前の彼は、元の世界において『覚者』と呼ばれる域にあった。
これは『発狂した状態で安定化した者』の総称である。
現在は、『覚者』に成る前までの状態に記憶を弄られている。
言ってみれば精神的に若返らされた状態であり、元の彼が見たなら、黒歴史街道を突っ走っているように見えるだろう。