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食いしん坊の琉家
登場人物一覧
名前:琉・幸華(りゅう・しんふぁ)
種族:亜竜種
性別:女性
年齢:17歳
一人称:わたし
二人称:あなた、~さん
口調:だ、だよ、だよね?
特徴:亜竜集落フリアノン出身。竜覇(水)
設定:
亜竜集落フリアノン出身の少女。代々、琉家は宝石等の細工を生業としており、家門の中でも卓越した技術を有している。
琉家の血を引く者は人より成長が遅く、長寿。小柄で童顔。実年齢も分かり難く、両親と兄も皆、幼い外見をして居る。
兄である玲樹がイレギュラーズとなり、里長と食べ歩きをして居る事を知り羨ましく思って居る。
外の世界には様々な宝石やアクセサリーが存在しているのだろうと考えるだけで心が躍ると言うのは表向きの理由であり――実際は食事こそが全てである。
何故か、大食らいの傾向のある琉家。兄の玲樹も美味しいモノや甘い物が大好きだが、幸華も例に違わず食事を好んでいる。
珱・琉珂がお土産で持ち込んでくれた『みたらし団子』にのめりこみ、家で山盛りの団子を作るのだと大暴れした。
それ以来、里から外に出ることはないがイレギュラーズ達に「お土産は?」「美味しいモノを教えて」と声をかけ続ける姿がよく見られるらしい。
兄と同じ灰色の髪に、蒼い瞳を有している。お洒落を好み、自身が細工したアクセサリーを身に着ける。
危険な仕事であるイレギュラーズとして日々、忙しない兄にも御守りとして加工した宝石を渡しており、誰よりも玲樹を心配している。
――が、兄が帰還すると真っ先にお土産の有無を確認し、食べ物を持って帰ってきたならば家族の誰にも渡さず独り占めして食べきっているのだそうだ。
最近はそんな妹の行動を読み解いて、妹用のお土産と家族用のお土産を分けるようになったが「いっぱいあるならもっと食べる」と求める為、意味はなかったそうだ。
コンプレックスは人よりも成長が遅いこと。まるで幼い少女のような外見をしている事を気にしており、将来は美人のお姉さんになるのだと豪語している。
伝統的な宝飾の技術を護り、フリアノンの祭祀の際には一番に美しい王冠を里長に授ける為、幸華は努力し続ける。
同い年の里長が、何時か、自身の作った王冠を被り、フリアノンの前に立つことを夢見て――今日も美味しいものを食べながら努力するのだ。