SS詳細
小さな芽
登場人物一覧
名前:エーリク
種族:人間種
性別:男
年齢:10歳
一人称:ぼく
二人称:~お兄さん、~お姉さん、ニルに対しては『ニルくん』
口調:です、ます、ですか(打ち解けるとだよ、だね等の崩れた口調になる)
特徴:アドラステイアに棲んでいた少年。茶髪に紫色の瞳。左腕に傷がある。
設定:
アドラステイアにてニルに保護された少年。元は天義の聖騎士の家系に生まれ、幼い頃から礼儀作法を身に着けてきた。
嘗て天義を襲った冠位強欲による動乱で、両親と死別してアドラステイアに身を寄せた。
温厚で、曲がったことが嫌いであった強情さから中々聖銃士になる事が無かったが、贄を作る為に無作為に聖銃士として選別された。
聖銃士になったばかりであるためイコルによる後遺症は比較的軽く、日常生活自体には戻ることが可能であった。
だが、ファルマコンとの戦いに巻込まれた事で怪我を負った。
左腕に酷い傷痕が存在し、それは消えることがないと言われている。自由に腕を動かすこともままならない。
聖騎士の家系に生まれたからには身に着けていた剣術を極めることは出来る、剣を握る事は二度とは出来ないだろう。
エーリクは「名誉の負傷です」と気丈に笑うが傷を見せたがらないために長袖を着用することが多い。
打ち解けるまでは非常に臆病であるが、打ち解けてくると天真爛漫な少年らしさが覗く。
穏やかで書物を読むことが好き。まだ声変わりもして居らず、幼さを感じさせる所が愛らしい。
回復後はナヴァンの研究所に身を寄せて研究助手をして居る。
形から入る方だったのかナヴァンの白衣を借りて立派な研究助手さんを気取っているのだとか。
ナヴァン曰く『飲み込みが早く使える』そうだが、ニルの為を思ってから積極的に「ニルくんの為にご飯を食べて下さい」と進言してくるのがやや面倒なのだそうだ。
それでも、何も知らず失意の最中にアルエーリクにある程度の気は配っている様子でもある。
それなりに可愛がっているのか、ナヴァンは『珍しく』休暇を見付けてはニルと共にエーリクと出掛ける事を考えて居るらしい。
初めての『子育て』に奔走するナヴァンを九之介が「新米パパは大変やなあ!」と揶揄っていたのは、また別のお話なのである。