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アマリリスの肖像

登場人物一覧

リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)
花でいっぱいの
リコリス・ウォルハント・ローアの関係者
→ イラスト

名前:アマリリス
種族:魔種 属性は色欲
性別:女
年齢(或いは外見年齢):不明(一児の母に見えなくもない)
一人称:私・ママ/アタシ
二人称:あなた/アンタ・リコリスちゃん/リコリス
口調:温和で丁寧、語尾に「~」を多用する/ヒステリック、語尾に「!」を多用する
特徴:獰猛、残忍、過保護、依存、毒、白銀の毛並み、リコリスそっくりの瞳、首輪、執着、未亡人
設定:

「あらあら~、リコリスちゃんたら、またまたそんな人と付き合って~。おともだちは選ぶように言ってるでしょう~? どうしたの、その反抗的な目はなに! なんでアタシの言うことが聞けないのよ! その耳引きちぎってほしいの、リコリス!?」

 色欲の魔種。リコリスを探しては不幸をばらまいている。
 師匠と違い、感情の起伏が激しく、口調もコロコロ変わる。視線は常に定まらない。冥府に居るはずの亡き夫を見つめているからだ。

 リコリスは夫の忘れ形見であり、夫の代替品。はたからみるとまるでリコリスを溺愛しているかのようだが、実際は自分が完璧に操作できる愛玩動物としか見ていない。リコリスが亡き夫の一粒種であるがゆえにアマリリスの執着心は凄まじい。リコリスを探し出して手元へ監禁し、自分なしでは生きていけない仔犬として育てようとしている。

 よってリコリス自身の自由意志を一切認めない。リコリスが選んだ本はことごとく暖炉で灰になり、リコリスが選んだ友達はみなみな何かの形で縁を切った。アマリリスにとってリコリスは、いつまでたってもおしゃぶりが手放せない幼児でしかなく、そしてそれこそが本人の幸福だと信じて疑わず、自分の選んだレールから外れていくリコリスを、暴力と恐怖でもって支配することに何の抵抗もない。

 それは愛情ではなく、ただの執着。かわいいだけのきせかえ人形。もしも今のリコリスを……自分の師匠を見つけ、己の道を歩みだした彼女を見出してしまったら、アマリリスはリコリスを虐待の果てに剥製にしたてあげ、永遠に愛でるだろう。それが失った夫への色欲から来るものだとすら気づかずに。

 師匠は彼女と、直接的には面識がない。だがリコリスから漏れ聞く過去から、かなりヤバイと感じてはいる。いざとなれば身を挺して守る覚悟だって、している。

「みぃつけた~リコリスちゃん~ママのこと待ってたでしょ~? ……なによ、その男。さてはアタシからリコリスを奪おうってんでしょ! そうに違いないわ!」

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