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行方知らずの三男坊
登場人物一覧
- セシル・アーネットの関係者
→ イラスト
名前:ディラン・クラウザー
種族:人間種
性別:男性
年齢:16歳(セシルの2歳上)
一人称:俺(畏まった席では私など)
二人称:君、~さん、セシル
口調:だな、だろ、かもな(畏まった席では敬語も使う)
特徴:
天義貴族クラウザー家の三男坊。
セシルとは幼馴染みであり、家がお隣さん同士の関係。
幼い頃から一緒に遊び、ちょっとした冒険を楽しんだり、
なんてことのない日常を過ごしたりする相手だった。
ディラン自身も両親や兄弟から深い愛情を注がれて育ってきた。
つい最近までは聖都に存在する騎士学校で学んでいた。
そうして16歳を迎えた年の冬――騎士学校の課程を修了した数日後の事。
ディランは突如として騎士学校をやめた。
両親はそれ自体は咎めなかった。
家督を継ぐべき嫡子としての立場は長男と次男、上2人がいる。
もちろん、ディランもまた聖騎士を目指すならそれが一番であったのだろう。
それでも、ディランが何をしようと自由だ――とは彼らの弁である。
それは確かに温かく優しい言葉であった。
けれどディランには耐えがたい物があったのかもしれない。
自由にしてもいいという優しさと、期待していないという無関心は薄氷の如きものしかないのだから。
そうして騎士学校をやめたディランは冒険者になった。
セシルが手紙で教えて貰ったところによれば、海洋付近の海辺の町を巡ってから幻想王国との国境辺りを回ったという。
セシル自身がイレギュラーズとして経験した冒険のことを手紙で知らせた時も、ディランはそのことを喜んでいた。
――あぁ、けれど。
ことここに至って、ディラン・クラウザーという男の消息はようとして知れぬ。
幻想王国との国境線――ヴィンテント戦線は、『遂行者』達の手で戦乱に突入したばかり。
セシルがそのことを心配して送った手紙の返事は、未だに来ていない。
そうして、よく似た衣装と顔の特徴をした少年がいたという話は果たして偶然だろうか。
その場所が、第二の聖都とも言われる天義の大都市『テセラ・ニバス』――
帳を下ろして『異言都市(リンバス・シティ)』へと変質した町であったなら。
もしも本当にそこにいるのなら――ディランはどうしてそこにいるのだろうかと。
今はまだ、その理由は判然としていない。
- 行方知らずの三男坊完了
- GM名春野紅葉
- 種別設定委託
- 納品日2023年02月25日
- ・セシル・アーネット(p3p010940)
・セシル・アーネットの関係者