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SS詳細

激重スリット(スイーツ)

登場人物一覧

リースリット・エウリア・F=フィッツバルディ(p3p001984)
紅炎の勇者
リースリット・エウリア・F=フィッツバルディの関係者
→ イラスト

名前:レヴァティア・リファルナ・フレイオン
種族:旅人
性別:女
外見年齢:25
一人称:此方(こなた)
二人称:其方(そなた)、呼び捨て、~様(特定個人のみ)
口調:~だわ、~である、~であろう? 非常に女性的な口調(特定個人のみ)
特徴:穏やか、尊大、傲岸不遜、激重、ラスボス系、恋する乙女
設定:
 リースリットの父方、つまりファーレル家の先祖に当たるとされる旅人の女性。
 元の世界では混沌における竜種に近似した上位存在の一角であり、取り分け火炎(=破壊)の力を司る緋色の竜と称された。
 睨むだけで他者を緋炎で焼き尽くす灼眼の持ち主であり、燃える紅玉のような瞳は魔性は別にしてリースリットにも遺伝している。
 ファーレル領で『緋炎の魔神』とされるこのレヴァティアは元の世界では神なる竜種の姫君であり巫女。彼女は美しい女のなりをするも年齢不詳であり、穏やかで優しい語り口だが、本質は尊大で傲岸不遜な人物であった。
 当時は珍しい存在として混沌に召喚された彼女は元の世界における権能とでも呼ぶべき絶大な力を消失したが、それでも埒外の力の一部を取り戻し、『あくまでか弱きいとし子』として人間種或いはそれに準ずる生命と付き合う風情であった。
 或る時レヴァティアは街道で盗賊に遭遇し、ヴァルフリート・ファン・ファーレルなる騎士の救援を受けたのである。彼等は彼女にとって何の脅威にもならない存在だったが、ヴァルフリートは率直にそう言った彼女を「ご自覚を。どうあれ美しい女性の危機を見過ごせぬのが騎士なのです」とまさに英雄譚か伝承歌にしか登場しないような言葉で喝破。
 産まれて初めての『か弱い女性扱い』に衝撃を覚えた彼女は何やかんやと一生で一度の恋をし、ヴァルフリートと添い遂げる事になる。
 二人の人生は愛に溢れ、只管に幸福であり、誰よりも満たされていた。
 故に……と言うべきか。やがて時間の違いが二人を別った時、レヴァティアはその悲しみに耐える事が出来なかった。

 ――ヴァルフリート様の居ない世界なんて、要らない。

 竜の原罪、破壊に身を焦がし、現在のファーレル領一帯を恐怖の坩堝に叩き込む。
 かくて生じた『緋炎の魔神』事件は他ならぬ彼女の息子が彼女を討った事により終結する。
 愛で始まった暴風はやがて愛によって凪に戻ったのである。
 ファーレル伯爵家はこの功績により成り立つが、物語の真相は歴代の当主に口伝で伝えられるのみである。

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