PandoraPartyProject

SS詳細

外伝でSSとか書くとすごい映えそうな人間関係ですな

登場人物一覧

冬越 弾正(p3p007105)
終音
冬越 弾正の関係者
→ イラスト

名前:マサムネ・フィッツバルディ
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):27
一人称:俺、俺様
二人称:あんた、テメェ、呼び捨て
口調:~だ、~だろ、~じゃねぇか?
特徴:粗野(に見える)、いい加減(に見える)、チンピラ(に見える)、掃除屋、繊細、一途、変わり者
設定:
 レイガルテの息子でフィッツバルディ家の後継者候補。
 但し、その名前から分かる通り、母の出自は幻想の伝統的貴族ではなく、家格としては下がる為、精々が『穴候補』といった所である。
 それ故に『双竜宝冠』事件においても他の兄妹は強力な対抗馬としてマークをしている事は無かった。
 露悪的な男であり、態度の軽さ、貴族的ではない言動・所作と相俟ってフィッツバルディの異端と呼ばれる。
 伝統的な大貴族であるフィッツバルディの係累は特に自ら手を下す事を嫌うのだが、マサムネは進んでその立場を欲し、結果的にフィッツバルディ一門の荒事担当として、『余り表に出したくない汚れ仕事』を遂行する掃除屋部隊の責任者に収まっていた。(ローザミスティカが諜報ならば、マサムネの方は実働である。但しフィッツバルディの中ではその仕事の格は高くはないと見做されている)
 しかしながら、マサムネの本質は表面的に余人が摂取する情報で見抜けるとは言い難い。
 幼少の頃、幼くして母を亡くした彼は自分の傍仕えであったメイドに養育された。精霊種の彼女は若く美しいなりをしていながら、その実長くを生きていた。母を失ったマサムネにとって彼女は甘やかな母であり、優秀な能吏であり、学ぶべき教師であり、誰よりも近しい友人であり……言うまでもなく、時に最愛の女性であった。
 彼は彼女に導かれ、生来の素直な気質で順調に貴公子に育っていったのだが、そんなマサムネを警戒した親族が彼の暗殺計画を立てた事から運命が暗転する事になる。
 素直で優しい、僅か十五の少年が受けた人生の疵は誇らしく掲げてきた黄金双竜のエンブレムを砕き、左目と『彼女』を永遠に奪い去ったのである。
 以降の彼は性悪説を平然と口にし、軽薄で無遠慮な物言いで周囲を逆撫でする『実にフィッツバルディらしくない』青年に変わる。
 彼の本質は『非常な繊細』であり、汚れ仕事を請け負うようになったのも『犯人の情報』を集める為である。
 そうして最後には問うてやるのだ。退屈な命乞いを聞きながら「テメェの行動に意味や大義はあったのかい?」と。

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