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『閉ざされた秘奥』カニュラ・パーパゼット

登場人物一覧

ルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)
月夜の蒼
ルーキス・グリムゲルデの関係者
→ イラスト

名前:カニュラ・パーパゼット
種族:飛行種(ヒバリ)
性別:女性
年齢:13歳
一人称:わたし
二人称:きみ、あなた、せんせぇ(ルーキスに対して)
口調:だよ、だね、えへへ
特徴:【いたいけ】【儚げ】【アルビノ】【子供】

 パーパゼット家は天義の貴族。
 主に天文学、占星術を専門分野とし、
 過去には何度か宮廷占星術師を輩出したこともある文官系の一門である。

 一人娘であったため、やがては宮廷に出仕するか、
 天文台に入って天文学を学ぶか――と期待を寄せられていた。
 しかし、そんな未来ある前途は『月光人形』に始まるベアトリーチェ・ラ・レーテのせいで潰えてしまった。

 一族の内、両親は月光人形事件に巻き込まれて殺され、
 ある者はアストリア枢機卿に連座し、ある者は巻き込まれ。
 あっという間に一族は没落していった。

 当時はあまり幼かったこともあり助命され、
 サマエルを祖とする密教『ウィーティス』に身柄を預けられていた。

 その理由は前述の通りに幼少ゆえという他、
 その身に抱く魔術の素養と、肌身離さず持っている魔導書である。
 というのも、この魔導書はパーパゼット家が代々に渡って培ってきた天文学、占星術の技術の粋ともいえるもの。
 そのページを開くには『パーパゼットの血統』が必要なんだとか。

 一応、成長した後に天義の占星術家として
 取り立てる可能性があるともいうが、こちらは噂の域を出ていない。

 なお、ウーティスの内部では非常に自由な教育が施されていたらしく、
 その境遇と比しても信じられないほどに性格は純粋無垢。
 ――とはいえ、それは他者を疑うことを知らないという危うさの証でもある。

 ルーキスとの関係性は教育者と生徒とでもいうべき間柄で、かなり懐かれている。
 サマエルの推薦を受けたカニュラがルーキスの下を訪れて以来、
 主に魔術方面で教えている。

「あるいは、サマエルは意図して『そう』育てたのかも?
 もしもの時にカニュラを利用しやすいように、だね」
 教育者としてカニュラと接してみたルーキスはそう推察する。

 元々の素養に加え、仮にもかつては軍属魔術師であるルーキスを師匠としていることもあり、
 ひと通りの基礎的な魔術は習得している。

「――そういう『自衛』がいつか必要になるって、
 サマエルは睨んでいるってことだよね?」
 ――そう、如何に素養があれど必要なければ『自衛手段』などいらないのだから。

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